願った通りの幸福人生に

2012年3月17日(土)更新:3
Q1──唱題の「質」と「量」と、どちらが大切なのでしょう。
SGI会長──「質」も「量」も、両方、大事です。そのうえで、御書には「夫(それ)信心と申すは別(べち)にはこれなく候」(1255ページ)――そもそも信心というのは、特別なものではない、と仰せです。ありのままの自分で、よいのです。
 無作というか、苦しければ、苦しいままに、悲しければ、悲しいままに、時には、だだっ子が、お小遣いをねだるように(笑い)、思った通りに祈っていくことです。最後には祈りは絶対に叶います。大聖人の願いは、私どもの幸福なのだから、その大聖人の御生命に触れ、つながっていって、幸福になれないはずがない。
 どこまでも自分のための信心です。
 唱題も「自分が満足する」ということが大切です。
 決して、何遍やらなければいけないとか、形式ではない。自分が、ああ、すっきりしたと満足することが一番です。その毎日毎日の積み重ねが、自然のうちに、「所願満足」の人生を開いていくのです。 (グラフSGI 2012年4月号)