世界広布のフロンティア(完) 他

2013年12月13日(金)更新:4
池田大作全集が26年連続ベストセラー 全集部門第1位】
●先月、140冊目が刊行された「池田大作全集」。未曽有の規模と内容に、識者は「未来に伝えるべき、人類共通の至宝」「確実な平和を実現する力」と称賛を惜しまない

《140冊が発刊 全150巻の構想 個人の全集として世界最大級》
●『池田大作全集』が本年の年間ベストセラー(全集部門、トーハン調べ)で第1位となった。1988年(昭和63年)の創刊以来、26年連続の同部門第1位となる。
 池田名誉会長の著作を体系的に収録する同全集は、全150巻の構想。2015年7月に全巻の完結を予定しており、現在、140冊が配本されている。
 全巻が完成すれば、143巻のゲーテ全集(ワイマール版)などを超え、世界最大級の個人全集となる。
 「どう訴えれば、この人が希望をもてるのか、元気になるのか、奮起できるのか――限られた時間のなかで、考えに考え、生命を刻印する思いで、懸命にペンを走らせた」(随筆「新・人間革命」、全集第129巻所収)。同全集は名誉会長の言論闘争の結晶である。
 「人類の教科書」と謳われる『21世紀への対話』(トインビー博士との対談集)をはじめ、世界の識者・指導者との対談、海外諸大学等での講演、平和・教育提言、詩歌、随筆、日記、本部幹部会などでのスピーチ、メッセージ、仏法の講義など、収録内容はあらゆる分野にわたる。
 昨年9月から本年7月にかけて発刊された第144〜149巻には、小説『人間革命』の第2版が収められている。名誉会長は全集収録に際し、50年後の若い読者が読んでもよくわかるようにと一巻一巻に推敲を重ねた。
 友の幸福を、世界の平和を願い、激務の間隙を縫って筆を執り続ける名誉会長。
 先般、来日したフィリピン国立アクラン大学のアバヨン学長は、その言葉の数々を「永遠に人類を啓発するものであり、いわば『生きた精神の遺産』」と讃嘆した。
 名誉会長が発する哲理は、全人類の希望の光源となり、時を経るごとに一段と輝きを増すに違いない。
   (聖教新聞 2013-12-13、以下同)


バーレーン ナショナルデー 学会代表が祝賀会へ】
●本年3月、同国の首都マナマでSGI制作の「核兵器廃絶への挑戦」展が開催され、多くの来賓が出席。平和の心を広げるSGIの運動に深い共感が寄せられた。


灯台1月号が完成】 
●今号から、新連載「励ましの人間教育――池田名誉会長と教育本部」がスタート。「教育のための社会」の実現に力を注ぐ教育本部の代表が、人間教育への思いを語る。
 これまでに同誌で掲載された池田名誉会長の指針を紹介する「家庭教育へのアドバイス」のテーマは「母の勝利、教育の勝利」。特集は「子どもの集中力を高めよう!」。


【青年が輝く沖縄】
●名誉会長は「沖縄の未来性」をこう綴っている。
 「沖縄は、人口比の青年の割合が日本一高い。青年の天地といってよい。青年が動けば、青年が叫べば、青年が輝けば、地域、そして社会が変わる。このモデルケースになる使命を、沖縄は担っている」


【世界広布のフロンティア〈44〉=完 プエルトリコ ノルテ・モンタニョーソ支部 わが島を幸福の楽土に】
《「大変な時こそ題目!そこに勇気と希望が」》
●ノルテ・モンタニョーソ支部は、五つの地区から成る。メンバーは130人。近年、支部は大きく発展し、今年は、壮年・婦人・男子・女子部の全てで、弘教が実った。
 サンチェスさんは言う。 「医療や貿易などの分野で活躍する人もいますが、プエルトリコの経済状況は悪く、仕事がなかなか見つからないメンバーもいます。でも皆で団結し、池田先生の指導を学びながら、題目を唱え抜いて、一緒に困難を乗り越え、幸福を勝ち取ろうと進んでいます。
 ですから毎回の会合は、情熱にあふれ、仲の良い幸せな雰囲気に満ちていますよ」(支部長)
●青年部では、毎週日曜日に勤行会を開催し、『法華経智慧』を1章ずつ研鑽。
●「メンバーのもとを訪れる際は、相手が元気になり、共に信心に励めるよう、事前に御本尊に深く祈るようにしています。
 家庭訪問では“大変な時こそ題目を唱え、教学を研鑽し、仏法対話に挑戦しよう。そうすれば破れない壁はない!”と、メンバーに心から納得してもらうことが、最も大切です。そのためにも、何でも話せる一人の友人として、じっくり話を聞くように心掛けています」(支部婦人部長)
 コロンさんが御本尊を受持したのは1994年。勤務先の知人が信心を始め、経済や健康面で状況が大きく改善するのを目の当たりにしたのが、きっかけだった。題目を唱えると、晴れやかな気持ちになった。その後も、唱題を続け、病気を克服することができた。
 「日蓮仏法の魅力の一つは、題目を唱える時に感じる安らぎ、そして、何があっても負けない確信と歓喜だと思います。各地区のメンバーは唱題根本に、経済苦や病気に立ち向かっています。困難に負けない、そうした姿に引かれて、入会する人も多いんです。
 折伏を通して、幸福の輪を拡大し、この島を『楽土』へと変革していきたい。そう強く決意しています。」


〈若き人材が陸続と〉
アメリカSGIが中心となって、首都サンフアンで非暴力の啓発行事を行うなど、地域・社会への貢献にも力を尽くしてきた。
 これまでSGI会長にサンフアン市から「最高賓客(ひんきゃく)」称号、カルロス・アルビズ大学から「名誉行動科学博士号」が授与されるなど、創価の哲学に深い共感と理解が寄せられている。
●「これまで、たくさんの功徳をいただきました。でも一番の功徳は、学会の中で、池田先生の言われる通りに信心に励んでいけば、どんな壁も乗り越えられるとの確信を得られたことです」(女子部部長)
●「唱題すればするほど、生きる希望と勇気が湧いてきました。収入ばかり気にしていた考え方が変わり、人生観が大きく転換されたんです」
 その後、海外企業との取引が増え、昨年には自宅を購入できるまでになった。
 チェベレさんには忘れられない師弟の原点がある。それは、経済苦に立ち向かい疲れ果てていたころ。ある朝、勤行を終え、SGI会長の指導の一節を読んだ時だった。
 「“環境ではない。全て自身の一念で決まる”――この言葉にどれほど奮い立ったか。私は池田先生にお会いしたことはありません。でもこの時、先生と心がつながっているように感じました。
 私の誓願――それは、先生の弟子として、生涯、全てに勝ち続けることです。わが愛するプエルトリコに、確固たる決意を持った青年の陣列を築くことです!」(男子部部長)
 今、全世界のフロンティア(開拓地)で、師弟に生きる地湧の若人が、広布新時代の暁鐘を打ち鳴らしている。