太陽の励まし(岐阜)・躍動する広布最前線 他

2014年1月6日(月)更新:4
【わが友に贈る】
 声は力なり!
 爽やかな挨拶が
 地域に職場に
 希望と信頼を広げる。
 今いる場所で輝け!
   (聖教新聞 2014-01-06、以下同)


【今週のことば】
 一年の勝利は
 今日の勤行・唱題から!
 白馬のいななくが如く
 力強い題目で
 勢いよく勝ち進め!


【太陽の励まし 池田名誉会長と誓いの同志(とも) 〈58〉 岐阜】
広宣流布の火を点せ》
〈ついに勝ったね〉
●77年(昭和52年)ころから、不知恩の坊主が御講(おこう)の席で暴言を吐き、学会員を別室に連れて行っては、脱会をそそのかすようになった。だまされた人間から、夫妻のもとに次々と脱会届が届いた。
 思いとどまるよう、必死で訪問激励に歩く夫妻に、坊主は「脱会届に早く判を押しなさい!」「印鑑を持ってすぐに来い!」などと迫った。
 “苦しくても、ここで引いては池田先生に申し訳ない。先生が手作りで育てられた学会の組織だ。一人でも多く守ろう。捨て身で戦おう”――そう2人は心を決めた。
 やがて理不尽の嵐は去り、学会の正義は明白となる。
 だが、真面目な夫妻は“いつか先生におわびしなければ”と話し合ってきた。
 だから、歩み寄った名誉会長に、夫の勝己さんは深々と頭を下げた。「先生! 本当に、申し訳ありません! 大切な同志を……」
 名誉会長は、勝己さんの右手を取り、ぐっと握った。そのまなざしは、どこまでも温かかった。
 「辛かったでしょう。くやしかったでしょう。全部、分かっています」
 夫妻の目から涙がこぼれた。名誉会長は、握った手を何度も振り、こう続けた。
 「どんなに辛い思いをしながら、同志を守ってくださったことか。私は一生、忘れません。
 いな、大聖人が永遠に護ってくださるでしょう。ご一家は勝ちに勝ちました。生々世々、幸福の大長者ですよ」
 隣では、香峯子夫人が信子さんにほほ笑んでいた。
 「ご苦労をお掛けしましたね……」
 講堂で行われた本部幹部会でも、名誉会長は、夫妻を壇上に招き、皆に紹介した。
 「ついに勝ったね!」
 「こういう方々がいてくださったからこそ、今日の学会の大発展があることを、絶対に忘れてはならない」
 後に、随筆にも夫妻の奮闘をつづっている。
●夫妻の感謝は計り知れない。「これほどまでに、私たち庶民の心を分かってくださる指導者が他におりますか。絶対におられませんよ!」


〈少女の祈り〉
●当時、小学5年生。
 幼いころの事故で、左手中指の第一関節から先を失い、そのせいで、いじめられた。
 “「祈りとして叶わざるはなし」の御本尊よ!”。女子部のお姉さんの励ましで、丸谷さんは唱題に励むようになり、明るく積極的な自分に変わる。今度は、“池田先生に会いたい”と真剣に祈り続けていた。
 高山に名誉会長が来ると聞き、居ても立ってもいられず会館に向かった。
 会館の外で、スピーカー越しに会合の話を聞いていたが、突然、外にいた人が中に入れることに。名誉会長が、参加者の入れ替えを提案してくれたのである。
 名誉会長が、縁側まで出て、手招きした。「どうぞ、中にお入りください」
 「ワーッ」という歓声とともに、外にいた人が中へ。人波に押されるうちに、丸谷さんは、いつの間にか最前列になっていた。
 “先生に会いたい”という願いは本当に叶ったのだ。しかも、会いたかったその人は、目の前だ。
 「私の横にいらっしゃい」
 勤行が終わると、名誉会長は、かしこまるように座っている少女に声を掛けた。
 「何年生?」
 「5年生です」
 「そうか。お父さん、お母さんを大切に。また、しっかり、勉強するんだよ」
 そして、御宝前のお菓子を「さあ、お土産だよ」と言って渡した。
 丸谷さんは緊張のあまり、お礼を述べるのも忘れたまま、元の位置に戻った。
 “いつの日か、先生にお礼を”。これが、丸谷さんの次の願いになった。
 11年後に機会は訪れる。
●「先生!あの時は本当にありがとうございました!」
 名誉会長が力強くうなずいた。「今は、女子部の本部長さんだね。しっかりがんばってね!これからもずっと見守っていくから」
 さらに、「あな嬉し 花の広布の 君が舞」


〈世界広布の火〉
日蓮大聖人にことごとく違背し、広布破壊の集団と化した日顕宗に、全世界の同志と同じく、古池さんの怒りは大きかった。
 「だからこそ、大聖人の時代から消えることなく燃え続けてきた“火”を、先生にご覧いただきたかったんです」
●その日のうちに、名誉会長から伝言が届いた。「770年前という、大聖人と時を同じくして生まれた火とは、本当に不思議ですね」と。
●名誉会長は、古池さんはじめ明宝村の友に、揮毫を贈った。「創価永遠の灯(ひ) 点火万才 明宝村の皆様 おめでとう」――と。
●古池さんは言う。「先生が一人一人を励まし、その心に『火』をともし続けてこられたからこそ、広宣流布の炎が、世界192カ国・地域で黄金の輝きを放つ時代になりました。私も、地域へ、社会へ、仏法を語り広げていきます」
 さあ、世界広布新時代の幕は開けた。
 岐阜で生まれた「世界広布の火」に照らされて、正義と幸の大行進は始まる。


【躍動する広布最前線 徳島 鳴門圏・新生地区 わが地区の大座談会運動】
《信仰の喜びを広げたい》
〈本紙の切り抜きを活用 真心込めて招待状を作成〉
●「招待状の活用」
●一目見て分かるよう、封筒の表に座談会の日時・会場を明記。封筒の中には、一人一人に宛てて書いたメッセージカードと、さらに、聖教新聞の切り抜き記事5〜10枚ほどを収める。

〈ペア訪問で励まし送る〉
●「徹底した訪問激励」
●“心を込めて作られたものだから、全員に渡そう!”と、招待状を携えて、同志の元へ足を運んだ。その際、励行したのが、“ペア訪問”。
●「座談会に来てください」と、直接、声を掛けて渡そうと決め、なかなか会えない人の家に何度も通った人も。また、視力が弱い高齢者宅では、同封した切り抜きの記事を、その場で朗読する人もいる。
 心を砕いたそうした振る舞いは、会合に出られなかった人たちにも快く受け入れられた。
●真心の招待状に感動し、「ここまでしてもらったら座談会に行かなければ」と、襟を正して参加するようになった。

〈毎月、昼・夜2回の開催〉
●新生地区では現在、毎月昼・夜の2回、座談会を開催。同志が都合に合わせて参加できるようにしたことも、活性化につながった。
●「招待状づくり、訪問激励、充実した企画の三つを軸に、さらに勢いを増し、これからはもっと多くの地域の人たちに参加してもらえる座談会を目指します!」