座談会 朗らかに真心と笑顔で対話

2013年2月22日(金)更新:7
【輝く創価の師弟城(12) 草の根の語らいを広げる婦人部・女子部の友 朗らかに真心と笑顔で対話】
 正木 拡大に励む「伝統の2月」の大奮闘、誠にありがとうございます。
 棚野 3月16日「広宣流布記念の日」55周年まであと1カ月。大躍進月間のなかで、青年部の弘教が数多く実っています。
 原田 頼もしい限りです。日蓮仏法は、社会に開かれた対話の仏法です。自他共の幸福を目指し、信心の歓喜を皆に伝え、真心から友情を広げていくのが私たちの対話運動です。その理想の姿を日蓮大聖人の「立正安国論」に見ることができます。
 吉井 はい。「立正安国論」は客と主人の対話形式で綴られています。社会状況を嘆く客に対し、主人が経文の文証を示しながら誤った信仰を諫め、妙法の正しさを説き、最後には客が他者のために行動する決意をします。しかしそこに至るまで、客が何度も主人の言葉に反発します。
 橋元 「色を作して曰く」「猶憤りて曰く」「殊に色を作して曰く」と、客は怒りを露わにします。それに対して主人は、「喩して曰く」「咲(え)み止めて曰く」等と、悠然たる態度で語らいを進めます。その包み込むような慈愛と理路整然とした話に客は納得し、「聊(いささ)か和ぎて」「則ち和ぎて」と、落ち着いていきます。
 杉本 私たちも、どんな友人と語る際も、相手を思う真心と笑顔を忘れないようにしたいですね。

〈全ては信心の戦い〉
 原田 そうした心通う対話を進めているのが婦人部・女子部の皆さんです。2月27日は、多くの地域で「婦人部の日」「女性の日」を迎えます。皆さんがこの日を目指し、草の根の語らいを進めておられます。
 吉井 池田先生は聖教新聞の連載「名誉会長と共に 今日も広布へ」で、女子部に呼び掛けてくださいました。
 「大切な大切な宝である華陽の皆さん方に、『元気で朗らかに! 全員が使命と幸福の青春であれ! そしてご一家に希望と勝利よ輝け!』と、深く深く、強く強く、祈っております」
 「信心の世界に一切、無駄はありません。どうか、楽しく賢く、友情と仏縁を結びながら、『青年学会』の勝利の門を大きく開いていってください」と。この池田先生の期待を胸に、全てを信心で乗り越え、明るく楽しく朗らかに友情を広げています。
 杉本 先日の「随筆 我らの勝利の大道」〈幸福の太陽・婦人部〉でも先生は、「一切の法は皆是れ仏法なり」(御書566ページ)との御文を引き、日蓮大聖人の富木尼御前への励ましに触れながら、こう述べておられました。
 「婦人部の皆様方の日々の奮闘も、御本仏が全てを御照覧であられる。ゆえに、何があっても、一切を御本尊に祈念して、一喜一憂せず、淡々と題目を唱え抜いていくことだ。必ず道は開かれる」と。全てを信心で捉え、題目根本に進むことの大切さを指導されています。
 正木 忘れてはいけない姿勢です。いかなる学会活動も、自身と一家の宿命転換も、信心の戦いです。どこまでも祈りを根本に、信仰の希望と歓喜を語り合いながら前進していきたい。

《体調が悪い時は無理せず休養を》
〈風疹の流行に注意〉
 原田 立春を過ぎても寒い日が続いていますので、体調管理に留意していきたい。思う存分、広布のために頑張れるよう、健康な体を維持していきたい。
 杉本 十分な栄養と休養が必要ですね。不規則な生活を続けていれば、ケガや病気のもとになります。仏法は道理です。
 吉井 いま首都圏を中心に風疹が流行していると報道されていました。東京都では、今月10日までの6週間で風疹にかかった人が、去年の同時期と比べて32倍になったそうです。
 杉本 風疹で怖いのは、妊婦の方がかかると赤ちゃんに障害が出る可能性が高いことです。妊婦の方や若い婦人のいるご家族で、風疹にかかったことがなく、予防接種も受けていない方は、ぜひ接種を受けていただきたいと思います。
 棚野 最近の患者の約8割が男性で、小さいころに接種を受けていない20代から40代が多いといいます。
 正木 どんな病であれ、体調の悪い時は無理して活動に出ないようにしたい。自身が悪化するだけでなく、同志に感染してしまうこともあります。リーダーが配慮し、先んじて声を掛けることです。体調を崩した時は十分に休んで、また健康な心身で広布のために立ち上がればよいのです。
 橋元 事故にも気を付けていきたい。交通ルールの順守はもちろん、日ごろ、自転車や自動車を整備しておくことが必要です。  棚野 ライトがつかない。タイヤの空気が減っている。ブレーキの効きが悪い。こうした整備不良は事故のもとです。
 橋元 活動に自動車を使用する場合、いつも以上に安全を心掛け、運転者自身も、いいコンディションで運転できるようにしていきたい。また任意保険の加入は当然のことです。
 吉井 大聖人は四条金吾に「敵と申す者はわす(忘)れさせてねら(狙)ふものなり」(同1185ページ)と仰せになり、“旅に出る際は、丈夫な馬に乗るように”との具体的な注意も呼び掛けておられます。
 原田 広布を進める使命感、大切な同志を守る責任感に立って、健康・絶対無事故を期していきたい。
   (聖教新聞 2013-02-21)