紙上座談会 英気を養う有意義な友好期間に

2013年7月28日(日)更新:6
【輝く創価の師弟城〈51〉 総本部完成の「11・18」へ颯爽と】
吉井 このたびの参院選公明党は、候補者を立てた埼玉、東京、神奈川、大阪の4選挙区で見事に完勝しました。
杉本 さらに、比例区でも7議席を確保。改選前の議席を上回る、計11議席で堂々と大勝利しました。
原田 本当におめでとうございます!
 猛暑のなか、支援のために奮闘してくださった同志の皆さまに、心から感謝申し上げます。
 誠にありがとうございました。
杉本 公明党の得票は、比例区では初めて第2党となるものでした。
棚野 連立を組む自民党と合わせて、衆参の”ねじれ”も解消され、日本が直面する政治課題の解決へ正念場を迎えます。
橋元 健全な政治を実現し、日本の再建を進めるため、公明党には、ますます大きな役割が期待されています。各紙も、「『ブレーキ役』担えるか」(朝日新聞)、「問われる存在感」(毎日新聞)と報じるなど、国民目線で政策を考え、実現する公明党の動向を注目しています。
棚野 読売新聞には、”憲法改正やTPPなど重要な政策を決めるにあたって、自民だけでは不安だった”との有権者の声も掲載されていました。
橋元 ロイター通信の企業調査でも、自民党の独走に対する公明党の抑制力を期待する声が紹介されていました。
棚野 まずは、本格的な経済の再生と、震災復興の加速に全力をあげてもらいたい。それから、社会保障の充実も重要です。これが国民の声です。
正木 ともあれ、明年の公明党結党50周年へ、いよいよ「大衆とともに」の立党精神のままに前進してもらいたい。

〈互いの健闘を称賛〉
橋元 間もなく夏季友好期間が始まります。
原田 皆で上半期の活動の大勝利をたたえ合いながら、有意義な友好期間にしていきたいものです。
正木 日蓮大聖人は、「いよいよ・はげ(励)まして法華経の功徳を得給うべし」(御書1448ページ)と仰せです。互いの健闘を称賛し、新たな決意でさらに進んでいきたい。
吉井 全国の16の会館や研修道場などでは、フリー研修も開催されます(今月30日〜8月4日。7月13日付本紙に詳細)。
原田 研修道場などでは、ゆっくりと研さんに励むことができ、美しい自然のなかで、心身ともにリフレッシュすることもできます。
吉井 師弟の縁深き各地の会館や研修道場を訪れた多くの友から、「広布に生きる喜びを、あらためて実感。新たな決意をすることができました」などの声を聞きます。毎年のフリー研修を楽しみにしている同志も多くいます。
棚野 かつて、政府が発表した「健康づくりのための休養指針」では、休養において、重視すべきことは、「休むこと」とともに、「英気を養うこと」だとの報告がありました。
橋元 その発表では、体の休息とともに、心の休息も大事である、と書かれていました。つまり、体の疲れを取るために休むことも大切ですが、生活の質を向上させるために、積極的に英気を養うことが重要だというのです。
吉井 英気を養うとは、疲れた心を癒やし、生き生きと希望と活力にあふれた心を取り戻すことであり、そこに休養の意義があるのですね。
杉本 そのために有効なのが、睡眠、入浴、読書や、散歩、おしゃべり、旅行などだそうです。
吉井 まさに、学会員の皆さまが、にぎやかに友好を広げる日々のなかに、真の休養があるのですね。

〈”次の勝利”の因を〉
正木 その際、大事になるのが、食事と睡眠を中心とした、一日の生活のリズムを整えることです。
杉本 たとえば、朝、爽快に目を覚まし、朗々たる勤行・唱題から一日を始めること。これがより充実した休養の日々を送るために、大切になります。
正木 未来部員のいる家庭の多くでは、「夏休みは家族で一緒に勤行・唱題に挑戦しています」という声も聞きます。
橋元 ほかにも、御書全編の拝読に挑戦したり、小説『人間革命』『新・人間革命』の読了に取り組むメンバーもいます。
 目標を明確に掲げ、張りのある一日を送ることで、かけがえのない信心の滋養を得ることもできます。
正木 さらに、帰省や旅行などで、友と交流を深める人もいます。普段なかなか会えない人と会って語らうことは、新鮮な心を養う上でも重要です。
杉本 創価大学や関西創価学園で開かれる夏季講座を受講される方も多くいます。新たな知識の習得は、人生をさらに豊かにしてくれます。
原田 ともあれ、下半期には、いよいよ総本部完成の「11・18」を迎えます。大切なことは、勝ち戦の時に、次の戦いの勝利の因をつくることです。
棚野 池田先生は綴られました。「戦う人生は美しい。戦う日々には、生命の燃焼と充実と歓喜がある」(小説『新・人間革命』「奮迅」の章)と。
原田 絶対無事故で充実した友好期間を過ごし、皆が大きく成長した姿で再び集い合いましょう。
   (聖教新聞 2013-07-25)