核軍縮シンポジウム・学生部、女学活動大綱・基本的トレーニング 他

2013年12月17日(火)更新:4
【平和をつくるアメリ創価大学軍縮シンポジウムを開催】
アメリ創価大学で行われた「核軍縮シンポジウム」。「『核兵器は廃絶できる!』との希望を得ました。希望の連帯を広げます」と参加者
被爆体験を語った笹森さんに、アメリカ創大生が平和の祈りを込めて作った千羽鶴が手渡された

《沈黙してはいけません。正義の声を上げるのです クリーガー会長》
●「核軍縮シンポジウム」が、カリフォルニア州オレンジ郡のアメリ創価大学で開かれた(11月16日)。
 主催は、核兵器廃絶への意識啓発のため、2012年に同大学に発足した「核軍縮への学生運動(SMND)」。
 第2回となった今回のシンポジウムには、米国・核時代平和財団のデイビッド・クリーガー会長、被爆者である笹森恵子さんが、多くの学生・市民と共に出席した。
 アメリ創価大学のヘフロン学生部長のあいさつ、SMNDのジョージー・パークハウス委員長らによる核兵器の現状の報告などに続き、笹森さんが被爆体験を発表した。
 笹森さんは1945年8月6日、広島の爆心地から約1・5キロの地点で被爆した。13歳の時だった。10年後の55年、「アメリカの良心」ノーマン・カズンズ博士の提唱で実現した「原爆乙女」の渡米治療に参加。その後、博士の養女となり、核兵器の悲惨さを伝える証言活動を長年、アメリカで続けている。
 笹森さんは、涙ながらに強く訴えた。
 「生命ほど尊いものはありません。その生命を無数に奪うのが戦争であり、核兵器なのです」「人類が作り出した核の脅威は、私たちの手で完全に消し去らねばなりません」
 登壇したクリーガー会長は、アメリ創価大学創立者の池田SGI(創価学会インタナショナル)会長と共に編んだ対談集『希望の選択』に言及。「希望」こそ平和運動の原点であると強く語った。
 さらに、核兵器廃絶の実現のためには、(1)生命尊厳の思想(2)地球市民主義(3)普遍的な人権(4)国境を超えた責任の共有――の確立が不可欠と指摘した。
 また、一人一人の心に平和の砦を築く「核時代平和財団」の活動を紹介し、「平和を建設するためには沈黙してはいけません。正義の声を上げるのです」と力説。国家悪をコントロールする市民の連帯の大切さを述べた。
 質疑応答で寄せられた「核軍縮の障壁である国家間の不信は乗り越えられるか」との質問に対し、クリーガー会長は「現状を打破するには胸襟を開いた対話を重ねるしかない」との信条を語った。
 今回のシンポジウムについて、会長は「学生が核軍縮をリードする素晴らしいモデル」と称賛し、「より多くの青年を糾合し、グローバルな平和の潮流を築いてほしい」と期待した。
   (聖教新聞 2013-12-17、以下同)


【2014年「世界広布新時代開幕の年」 学生部、女子学生部 活動大綱】
《学生部 実践項目》
 一、勇気の折伏に挑む
 一、最高峰の哲理を学ぶ
 一、学問の探究に励む


《女子学生部 スローガン》
 福智の土台を築くときは今! 人間革命のスクラムで師とともに勝利の青春を!

〈活動のポイント 勝利の青春 実践項目〉
 一、幸福勝利のリズム!「勤行・唱題」の実践
 ◆題目を唱えることは、わが生命に「福運の土台」をつくることになる。福運があってこそ、全ての努力が生きるのだ。(中略)日々の勤行は、心身ともに回転を促し、リズムを整える。出発のエンジンをかける。生命の充電なのである。(中略)日蓮大聖人は“一遍の題目にも、限りない功徳がある”と門下に教えられた。 (2012年6月10日付、「名誉会長と共に 今日も広布へ」17)

 一、友に希望を!「若き友情100人」の拡大
 ◆友情の拡大が、広宣流布である。何でも語り合える友人、心から信頼できる友人を増やしていくことだ。私は人間外交で、無理解の人や偏見の人をも味方に変えて、広布を進めてきた。「声仏事を為す」(御書708ページ)である。確信の声で仏縁を広げていくことだ。 (2009年11月14日「本部幹部会」でのスピーチ)

 一、友を幸福に!「歓喜折伏」に勝利
 ◆折伏は、勇気である。仏法の偉大さと信心の素晴らしさを、自信満々と語り抜いていくことだ。(中略)自分の確信と体験を、伸び伸びと語ればいい。相手が聞いても聞かなくても、生命に幸福と希望の種を植えることになる。その種は、いつか必ず根を張り、芽を出し、花を咲かせる時が来るのだ。 (2012年2月15日付、創価新報「池田名誉会長が贈る 勝利の人間学」第2回)

 一、後継の弟子の道! 「新・人間革命」の熟読
 ◆小説『新・人間革命』を、広宣流布の「遠い未来」に、そしてまた、「後につづく」創価の青年たちの新時代に捧げゆく思いで綴ってきた。 (2013年8月10日付「随筆 我らの勝利の大道」〈起稿二十周年の夏〉)
 ◆私は宿縁深き世界中の宝の人材たちを、さらに見守り、薫陶しながら、ますます元気に『新・人間革命』の執筆を続けていく決心であります。 (2013年10月6日「本部幹部会」メッセージ)


【幸齢社会 シニアエクササイズ特集 基本的トレーニング(前編) 和歌山大学教授 体育学博士 本山貢】
《太もも持ち上げ》
●背もたれがある安定した椅子を用意し、背もたれと背中の間を開け、姿勢よく座ります。両手は椅子の横に添え、体を支えます。
 足首の力を抜いて、膝を4秒かけて持ち上げ、4秒かけて元の位置に戻します。ゆっくりと滑(なめ)らかな動きで、姿勢をよくして行います。最初は膝の持ち上げる高さを低くして試しましょう。
 同じ脚の上げ下げを連続で10回繰り返します。やりながら膝の持ち上げる高さを調節し、適切な運動強度にします。
 音楽に合わせてリズムを数えながら行うと、大きな力を発揮することができ、脳も活性化。10回目が終わったら、大きく深呼吸をして休憩してください。

《下肢引き上げ》
●「太もも持ち上げ」と同じように座ります。
 足首の力を抜いて、膝から下の部分を4秒かけて床と平行になるよう、脚を真っすぐ前に伸ばします。
 ただし、必ずしも1回目から、床と平行になるまで引き上げる必要はありません。自分の体力に合わせて膝を伸ばし、脚が斜め下方向になっていてもよいです。
 太もも全面に手を置くと、筋肉が硬直し、力が入っていることが分かると思います。力が入る筋肉に、意識を集中させることも重要です。
 ゆっくりと、4秒かけて下肢を引き上げ、4秒かけて元の位置に戻します。「いち、に、さん、し」と声を出しながら、動きを止めないように滑らかな動きで実践してみましょう。声を出すと、力を常に出すことができるようになるでしょう。

《スクワット》
●前述の二つのトレーニングと同じように座り、両手を胸の前で組みます。脚を肩幅程度に軽く開き、立ち上がりやすくします。
 少しだけ前かがみになって、真っすぐ上方向に4秒かけて立ち上がり、膝をゆっくりと伸ばします。そして、4秒かけてゆっくりと座り、元の状態に戻ります。できるだけ動きを止めず、滑らかな動きで行います。
 両手を腕の前で組んで立ち上がると、負担が増し、膝への負担が大きくなります。負担が大きすぎる場合は、腕を組まずに両手を体の側面に伸ばすか、両手を膝の上に置くなど、膝への負担を軽減しましょう。
 また、椅子を高くすると動作が容易で、膝への負担が軽くなります。座布団を敷くなど、高い位置からスクワットしてもよいです。自分の体力に合わせて行うことが、トレーニング効果を大きくします。
 さらに「いち、に、さん、し」と声を出しながら、ゆっくりと滑らかな動きを心掛けます。
 無理なく毎日行えば、“筋肉年齢”の若返りを感じるでしょう。