友好の道を開く崇高な行動は国境超えた人道主義者の模範

2014年1月23日(木)更新:3
【韓国・扶余郡から池田大作SGI会長夫妻に特別顕彰牌】
●李龍雨郡守は「他者を思いやるSGI会長の精神に平和建設への要諦があります」と(本社で)
●韓国忠清南道の扶余郡から池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長夫妻に「特別顕彰牌」が贈られた。授与式は22日、同郡の李龍雨郡守一行が来日し、東京・信濃町聖教新聞本社で行われ、代理の原田会長、松本SGI副女性部長に顕彰牌が託された。金仁洙韓国SGI理事長、青年部の代表らが祝福した。
 「民衆救済と生命尊厳のために行動され、国境やイデオロギーを超えた人道主義者の模範であられる池田SGI会長ご夫妻に、直接、尊敬の念をお伝えするため、ここにまいりました」
 授与式の席上、李郡守は声を弾ませた。
 韓国中央西部に広がる扶余郡――。仏教文化が花開いた古代の国・百済。その最後の都があった天地として知られる。
 人々は、都を流れる白馬江(錦江)を発って日本に渡り、最先端の文化を伝えた。
 SGI会長は折に触れて、こうした歴史に言及。韓国を「文化大恩の国」と讃え、日韓両国の友好の未来を展望してきた。
 李郡守は、こうしたSGI会長の思想と行動に深く共感を寄せる。「古より続く両国の友好の歴史に目を向ければ、韓日両国はどんな障害も乗り越えられるはずです。このことを堂々と叫ばれる池田会長は本当に勇敢な人です」と――。
 同郡は1998年、SGI会長夫妻に同郡第1号、第2号となる「名誉郡民証」を贈っている。
 98年の式典と同じ、聖教新聞本社で晴れやかに挙行された今回の授与式。
 式典の冒頭、李郡守が授章のあいさつに立った。
 「今、全世界から、数多くの名誉市民証や名誉学術称号が贈られ、賞讃のやまない池田SGI会長夫妻が、わが郡の一員であられることに、扶余郡守として、これ以上の誇りはありません」と、李郡守は頬を紅潮させて語った。
 そして李郡守から代理の原田会長、松本SGI副女性部長に「特別顕彰牌」が手渡されると、盛大な拍手が場内を包んだ。
 原田会長がSGI会長の謝辞を代読した。
 その中でSGI会長は、扶余郡が仏教伝来の天地・百済の古都であり、仏法の人間主義を基調とした平和・文化・教育の連帯を広げるSGIにとって、かけがえのない恩義の都であると強調。
 また、天文学、地理学、医学、薬学などの万般の学問や、漢字をはじめ、裁縫、金属加工、造園技術、暦、音楽、絵画等々、日本が百済から数々の文化の恩恵を受けてきた史実に触れつつ、尽きせぬ報恩の心で、扶余郡と韓国の繁栄を祈り続けていくとの真情を披歴した。
 さらに、「郡民と共に開く幸福の扶余」との信念を持つ李郡守が、日夜、民衆の中へ、青年の中へと勇んで飛び込み、尊い「対話」を重ねていることに言及。釈尊が最晩年、地域・国土の繁栄のために、「第一」に大切にしたのが「対話」であったと述べ、李郡守の尊きリーダーシップを讃えた。
 そして、扶余郡が全世界の「永遠の幸福の都」「希望のモデル都市」として発展していくことを念願し、ともどもに「韓日友好の大河」「人類融合の平和の大河」を、いやまして滔々と流れ通わせていきたいと結んだ。
 また、授与式を終えた一行は、信濃町民音文化センターを訪問。李郡守に「民音特別名誉会員証」が贈られた。
   (聖教新聞 2014-01-23)