トーク2014 福岡国際大学学長 安達義弘さん 他

2014年1月26日(日)更新:1
【第39回「SGIの日」記念提言(上)「地球革命へ価値創造の万波を」創価学会インタナショナル会長 池田大作
●民衆の限りない力を結集し「平和と希望の世紀」を開拓!!
●人類の歴史に新たな足跡を
   (聖教新聞 2014-01-26、以下も)


トーク2014 福岡国際大学学長 安達義弘さん&九州学生部長 新福さん】
《安達さん アジアを知るとは自分を知ること
 新福さん 歴史を築く原動力は常に青年に!
 きょう1・26「SGIの日」 「世界市民の心」を育てたい》

〈自分の目で確かめよう〉
●安達 九州・福岡は古来、アジア諸国との交流のゲートウエー(玄関口)でした。この地を舞台に文化が融合し、国や人種を超えて、新たな交流が芽生えていきました。
 新福 しかし最近では、アジア圏への留学を避ける学生もいるようですね。
 安達 メディアによる報道も一因でしょう。例えば、反日デモの報道を見て、“海外は怖い”とのイメージを持つ。ところが、私は昨年末に、韓国の仁川(インチョン)広域市を訪れましたが、反日の雰囲気は、全く感じませんでした。
 新福 やはり自分の目で、確かめる必要がありますね。
 安達 そうです。だから私は学生に、留学を強く勧めます。経済的に難しければ、短期でもいい。アジアに足を運び、その国の人々を知ることにもつながるからです。長年、欧米志向が強かった日本人は、アジアの一員でありながら、あまりにもアジアのことを知りません。国際社会で生きるためには、自分がどのような文化世界に生きているのかを知る必要があります。


〈人種、文化、民族を超え〉
●新福 学長は宗教学と民族学を専門とされ、今も教壇に立たれています。学長が考える、「世界に開かれた宗教とは?」
 安達 人種、文化、民族を超えて、“人間性”に訴え掛ける力を持った宗教と考えます。SGIは平和思想を、世界の隅々にまで浸透させている。まさに、世界宗教の模範といえるでしょう。


〈誠実に「一人」を励まし〉
●安達 私の知人の学会員は、「一人」を大事にされる心優しい方ばかりです。
 新福 私自身、東京の創価大学に通っていたころ、郷里・鹿児島の友人から悩みの相談を受け、何度も帰省しました。腹を割って対話を重ねる中で、彼は晴れて創価学会の信仰を持ちました。「一人を大切に」こそ、私たちのモットーです。
 安達 80年代後半、私が大学院生の時代、沖縄でフィールドワーク(現地調査)を行い、沖縄に根付く宗教を研究しました。島のおじいやおばあたちと触れ合う中で、見えてくるものがあると考えたからです。
 新福 もともと、沖縄には、外来の宗教は根付かず、先祖崇拝のユタ信仰などが根強かったと認識しています。
 安達 正解! 研究する中で驚かされたのは、創価学会が沖縄社会で受容されていった点です。やはり、SGI会長を先頭に、本土復帰前から島の発展と沖縄の方々の幸福を願い、大誠実で「一人」を励ましてきたからなのでしょう。
●新福 歴史を築く原動力は常に青年にあると実感します。最後に、学会青年部へのエールをお願いします。
 安達 20年、30年先といった大きな視野に立ち、友情を広げていってほしい。平和実現に向けて、何ができるかを常に考えながら行動する「世界市民」として羽ばたかれるよう念願します。