震災後の“再発心” 他

2014年1月28日(火)更新:4
【SOKAグローバルアクション 未来を開く青年の力 福島・いわきで復興主張大会】
●福島音楽隊の杉中愼さんが記念の演奏を行った(いわき市の総合保健福祉センターで)

《東北「心の福光プロジェクト」の一環
 3人の代表が登壇》
●21世紀を「平和の世紀」に! 新たな未来を開く青年部の平和キャンペーン「SOKAグローバルアクション」が各地で活発に展開されている。東北青年部主催の「東北復興青年主張大会」は26日、東北「心の福光プロジェクト」の一環として、福島・いわき市で開催され、多数の来賓が出席した。また、被爆者の体験を次世代に継承していく「平和の誓い」フォーラムが広島、千葉、京都、埼玉で行われた。
 「東北復興青年主張大会」は、福島・いわき市の総合保健福祉センターで開かれた。
 東日本大震災の発生から3年を前に、被災地・いわきから、困難に立ち向かう青年の姿を伝え、全国、全世界に希望の力を送る。
 大会では、いわき市の清水敏男市長があいさつ。主催者の菅田総福島青年部長に続いて、3人の青年メンバーが登壇した。
 福島大学特任研究員の開沼博氏は「前向きかつ具体的で、未来への希望を見いだせる内容でした」「本格的な復興に向けて、生活に根づいた体験を多くの人々に広く、深く伝えていってほしい」と講評した。
 参加者から次のような感想が寄せられた。
 「青年たちの“挑戦の心”に感動しました。私も、“感謝の心”“くじけない心”をもって、前進していきます」(50代女性)
 「地域の主体者として、懸命に行動を起こす青年たちの歩みが、復興につながると確信します」(60代男性)
   (聖教新聞 2014-01-28、以下同)


【広島・千葉・京都・埼玉では被爆体験を聞く集い 「平和の誓い」フォーラム】
●広島のフォーラムには、200人の市民や学生らが参加した(広島池田平和記念会館で)
●フォーラムの会場では「核兵器なき世界への連帯」展も行われた(千葉・船橋池田講堂で)
●広島の「平和の誓い」フォーラム(第156回「広島学講座」)は26日、広島池田平和記念会館で開催。
 広島平和文化センター被爆体験証言者として活動する、岡田恵美子さんが講演した。
 岡田さんは、8歳の時に広島の爆心地から2・8キロの自宅で被爆。原爆投下直後の街の様子や、原爆で当時12歳の姉を亡くした経験を通して、「子どもは世界の宝です。絶対に犠牲にしてはいけない。地球に生きる一人一人が、平和への行動を起こすことを約束してほしい」と訴えた。
 棚野総合青年部長は「被爆70年の2015年へ、世界の同志と共に新たな平和運動を展開していきたい」とあいさつした。
 フォーラムに続き、広島青年平和会議が同会館で行われ、男子部・女子部・学生部の代表が、「平和の文化建設・核兵器廃絶」に向けた取り組みについて協議した。
 このほか、千葉(同日、船橋池田講堂)では、長崎で被爆した高田末子さんが、京都(同日、京都国際文化会館)では広島で被爆した小塚綾子さんが、埼玉(25日、埼玉文化会館)では、広島で被爆した塩田キクエさんが講演。参加者は、平和の心を広げる誓いを新たにした。


【女性平和委員会主催の新企画 「子どもたちとつくる平和の文化フォーラム」】
●フォーラムでは、前多女性平和委員会委員長が「母と子の笑顔が輝く社会を共に築きましょう」と述べた(創価世界女性会館で)
●女性平和委員会主催の新企画「子どもたちとつくる平和の文化フォーラム」が26日、東京・信濃町創価世界女性会館で行われた。
 国連の「子どもの権利条約」採択から25周年の本年、同委員会では「子どもたちとつくる平和の文化」キャンペーンを展開する。
 今回のフォーラムは同キャンペーンの一環。同委員会制作のDVD「子どもたちとつくる未来」が上映され、全国の中高生1630人に行ったアンケート結果が報告された。

《全国県委員長会も》
●女性平和委員会の「全国県委員長会」が27日、東京・信濃町信濃文化会館で開かれた。


【月刊誌「パンプキン」の2月号完成】
池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長の連載エッセー「忘れ得ぬ旅 太陽の心で」の第23回は「石川――創造を続ける文化王国」。恩師・戸田第2代会長が生まれた石川の文化や自然に触れ、「人材が育ちゆく天地・北陸には、無限の可能性を秘めた青年に、勇気と知恵を贈る啓発に満ちています。ゆえに、無限の希望があります」と強調。ここから幸福と友情の花咲く春をと綴る。巻頭特集は「好印象をもたれる雰囲気美人に!」。


寸鉄
●確固たる信念で人と地域を結ぶ学会に期待―日本の識者。人間共和の太陽
●「羊千匹より獅子一匹」牧口先生。何事にも強気で挑め。使命の大舞台で
●会館守る会、宝城会の友に感謝。広布の城を支える功徳はわが生命に燦然
●御聖訓に「根の弱きは・たうれぬ」と。青春は鍛えの時。人生の土台強固に
●世界的に手紙減りメールが主流と。時代変われど、真心の交流で友情拡大を


【いまを刻む 第20回 震災後の“再発心”】
《浮き彫りになったのは揺るぎない“人格の魅力”》
〈笑顔に触れて思い出したこと〉
●ある婦人は語ってくれた。「家で一人になると涙が出るの。でも、池田先生だったら、どう皆を励まされるか。そう思って笑顔でいるようにしています」
 草野さんは胸を打たれた。人前で笑顔を見せようと思えること自体が、信心で築いた“強い心”の表れであり、信仰者の魅力ではないか――。
 それは、「しばらく苦しみが続いたとしても、最後には必ず楽しい境涯になるのである」(御書1565ページ、通解)との御聖訓を体現する姿に思えた。


〈「今より先へ」その姿に学んだ〉
●「今より先へ」が母の口ぐせだった。「いつも、今からどう未来へ進むかが大事なのよ。この仏法は」
 震災後、多くの学会員が、その言葉通りに前を向こうとするのを見た。「『心の財』だけは絶対に壊されません」――池田名誉会長のメッセージを、半沢さんはそうした身近な学会員の姿と共に、胸に刻んだ。


〈不動の言葉に誓いを定めて〉
●今、畠山さんは、友人に語る。
 「俺は、どんな所に行っても通用する人間になる。この信心で、誓った未来は必ず開ける。学会の先輩たちにそう学んだし、そう信じているから」