座談会 第一線で戦う人が最も尊い

2014年2月24日(月)更新:6
【世界広布新時代の旭日(25) 日々の学会活動に無量の福徳】
《第一線で戦う人が最も尊い
 「破邪顕正」こそ青年部の魂》
 竹岡 「伝統の2月」から「師弟の3・16」へ、全国の同志が、それぞれの目標に向かって、挑戦を続けています。
 杉本 池田先生は、本紙掲載の「新時代を開く」の中で、ただ師と共に、同志のために、「組織の第一線で戦う人が尊い」と綴られました(2日付)。
 原田 正しく地道に、そして勇気と真剣をもって、日蓮大聖人の仰せ通りに戦う人にこそ、功徳は歴然と現れます。広布の最前線で活動する同志に、無量の福徳が積まれることは間違いありません。
 正木 その主戦場こそ、地区、ブロックです。ゆえに、先生は、「誉れ高きブロック長、白ゆり長も、後継の男女青年部も、学会を支える支部長、支部婦人部長も、美しき団結で新たな前進を開始しよう!」と呼び掛けられたのです。
 吉井 ある時は、「大樹」と「根」にたとえて、「地区」「ブロック」の重要性を教えてくださったこともあります。
 杉本 大樹を支えているのは、根です。根は地中にあって、幾つにも分かれ、さらに広く深く張り巡らされながら、その一本一本が、水分や養分を吸い上げていきます。根が強く、伸び続けていれば、木は成長し続け、緑の葉を生い茂らせることができるのです。
 吉井 大樹とは学会のことであり、一本一本の根こそ、最前線の組織である地区、ブロックです。
 杉本 根は、地中にあるため、決して見えません。同じように、毎日の活動は地味かもしれません。しかし、その地道な実践こそが、広布を支える生命線となるのです。
 
〈平和と幸福の大道〉
 原田 青年部を中心に、地区、ブロックで仲良く団結し、励ましたたえ合いながら、弘教拡大の対話に、さらに取り組みたい。
 正木 思うように、弘教が進まない時もあるかもしれません。しかし、友のために悩み、祈り、語る、その行動自体が仏の振る舞いです。「乾ける土より水を儲けんが如く強盛に申すなり」(御書1132ページ)と仰せの通り、壁を破ろうとの必死の祈りが大切です。
 原田 自他共の幸福のための実践の中に、大功徳が湧くことは御書に照らしても絶対です。
 杉本 地域のために祈り、語り、動き、一人一人との友情を広げる。その一歩また一歩が、どれだけ尊貴なことであるか。ロシアの法華経研究の母であるヴォロビヨヴァ=デシャトフスカヤ博士が語られたことがあります。「私は創価学会の皆様に叫びたい。皆様の一歩は、日本のみならず世界の人びとを『平和』と『安穏』と『幸福』へ導く一歩なのです」と。
 橋元 大誓堂の「広宣流布 誓願の碑」の碑文にも、「広宣流布は、世界の平和と社会の繁栄を開きゆく大道なり。全人類を救わんとする、我らの久遠の大誓願なり」とあります。
 原田 私たちの日々の学会活動は、世界を平和と幸福へと導く一歩です。どうか、それを確信して、きょうも晴れやかに広布の大道を歩んでいきましょう。

〈「宗祖違背」の実態〉
 竹岡 さて、昨年刊行された『民衆勝利の凱歌?U――破邪顕正の広布史』(第三文明社)が好評です。
 吉井 創価新報の連載に加筆・編集したもので、日蓮大聖人の御精神のままの実践を貫いてきた、三代の会長による「創価宗教改革」の歴史が綴られています。
 橋元 嫉妬に狂った日顕の大謀略「C作戦」の発動から23年。当時のことを知らない青年部員も増えている中にあって、とても役に立つ研鑽資料といえます。
 竹岡 本書では、邪宗門の「法主本仏論」の誤りを明快に指摘しています。日興上人が、「時の貫首為りと雖も仏法に相違して己義を構えば之を用う可からざる事」(御書1618ページ)と遺誡されている通り、「依法不依人(法に依って人に依らざれ)」が仏法の根本です。ところが、日顕宗では、法主を「現代における大聖人様」などと称し、服従を強要している。
 橋元 これは、“ニセ法主”である日顕が自身への批判を封じるために画策した「法主絶対論」であり、明らかな邪義だ。
 正木 さらに、「但正直にして少欲知足たらん僧こそ真実の僧なるべけれ」(同1056ページ)との宗祖の御金言に真っ向から違背する、日顕をはじめとした坊主たちの贅沢・遊興三昧の“俗より俗”の堕落しきった姿も明白にされている。
 橋元 知れば知るほど、怒りが湧いてきます。「いよいよ・はりあげてせむべし」(同1090ページ)と御書にある通り、破邪顕正こそ青年部の永遠の魂です。私たちは追撃の手をゆるめることなく、極悪を糾弾してまいります。
 原田 権威の邪宗門の鉄鎖を切った学会は、世界宗教として192カ国・地域に民衆仏法を広げました。ハーバード大学のヌール・ヤーマン博士は、その発展について、こう述べています。「最大の、また、特筆すべき要因は、宗門との決別にあった」「この決別は、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長が普遍的なヒューマニズムに根差した、新たな思想と実践を世界に開きゆく、重要な契機となりました」
 正木 一切衆生の幸福こそが仏の大願です。私たちは大聖人直結の誇りも高く、世界広布の大道を堂々と進んでいきましょう。

   (聖教新聞 2014-02-24)