“世界へ雄飛を”との指針胸に

2012年9月23日(日)更新:3
【きょうの発心】
御書  うれしきかな末法流布に生れあへる我等・かなしきかな今度此の経を信ぜざる人人(新池御書、1439ページ・編1263ページ)
通解  何とうれしいことか、末法の妙法流布に生まれあわせたわれらは。何と悲しいことか、このたびこの法華経を信じない人々は。

末法に生まれ、妙法を信受できたことを喜び、感謝する心を教えられた一節です。1963年(昭和38年)、妻に折伏され入会。それまで地元銀行に勤めていたものの、将来の展望もなく、充実感のない毎日でした。
 しかし、信行学の実践に励むにつれ、人生に前向きに。職場で外国為替担当への異動を機縁に、英語の習得と海外留学を決意。きっかけは“語学を錬磨し、世界へ雄飛を”との池田先生の指導でした。
 夜学に通い、必死に勉学に挑戦。学会活動もやり切り、折伏も実らせました。その結果、奨学金を得て米国の大学、大学院に留学。修士号を取得できました。
 帰国後、銀行に復職。国際業務でマニラ、東京、ニューヨークと転任しましたが、文字通り「世界へ雄飛を」との夢が実現しました。留学・転任先でも、池田先生から激励を頂き、同志と学会活動に励めたのは、金の思い出です。
 明年で入会50年。池田先生に巡り合い、妙法流布の時代に生まれ合わせた幸運に報恩感謝の念でいっぱいです。生涯、信心根本に実証を示してまいります。
   (聖教新聞 2012-09-22)