2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

漁師の目を細めにして鹿をねらひ猫の爪を隠して鼠をねらふが如く(御書P.556) 【御指導】もともと、六道の凡夫の住処(すみか)である三界は、魔が充満する、いわば“魔のすみか”である。信心にわずかでもスキがあれば、すぐに悪鬼がその身に入り、魔の眷属となる。いわ…

悪の実態

【御指導】『日蓮の弟子の少輔房といい、能登房といい、名越の尼などといった者たちは、欲深く、心は臆病で愚かでありながら、しかも自分では智者と名乗っていた連中だったので、ことが起こった時に、その機会に便乗して、多くの人を退転させたのである』(御書P.1539…

仏と魔との戦いに「中間」はない

【御指導】 大切なのは、仏と魔との戦いに「中間」はないということである。その本質が「仏の軍勢」なのか、「魔王の軍勢」なのか。どちらかである。 一人の人間が3割だけ仏の側で、7割は魔の陣営だとか(笑い)、魔だけれども、言っていることを聞けば、ちょっとだ…

「悪知識を捨てよ!善友に近づけ!」

【御指導】 ■悪知識、すなわち信心を妨げようとする悪友について述べられた御聖訓を拝したい。 『悪知識というのは、甘い言葉で語り、いつわり、媚(こ)び、言葉たくみに、愚かな人の心を取って、善心(信心)を破る』(P.7)と。 そして涅槃経等の文を引かれ、「悪象」、今…

蒙古使御書

【御文】 外典の外道・内典の小乗・権大乗等は皆己心の法を片端片端説きて候なり、然りといへども法華経の如く説かず(P.1473)【通解】 仏法以外の教典、また仏法の小乗教や権大乗教等は、すべて己心(わが生命)の法の一部分を説いている。しかし法華経のようには説…