詩 家庭は“向上と活力と福智の庭”

2013年8月2日(金)更新:4
【池田名誉会長 桂冠詩人の世界 「一家和楽」は永遠の指針 家庭は“向上と活力と福智の庭”】
●1989年5月、池田名誉会長はイギリスを訪問。英王室のアン王女ら要人との会見や「タプロー・コート総合文化センター」の開所式など諸行事に臨んだ。
 その激務の中で、同センターの広大な緑の丘を訪れた名誉会長。五月晴れの青い空のもとで憩う家族に、カメラを向けた。
 そして、諸行事を陰で支える役員たちをこの丘に招き、懇談のひとときを。
 「仏法は平等です。矛盾に彩られた現実社会で、どのような立場の人も必ず、永遠に崩れない幸福境涯を築いていくことができる法則を教えている」「皆さん方も、仕事のスランプや職場や家族関係、また勉強での、スランプに陥ることもあるかもしれない。だが、そのときに負けては向上の歩みは止まってしまう。信心も同様である――どんな時も名誉会長は、友の生命に思い出を残し、信心の柱を築こうと心を砕く。この夏、私たちも大いに語らい、創価家族の忘れ得ぬ黄金の思い出をつづりたい。


●一家の和楽は わが学会 永遠の指針である 身近なところに 人生の実相を見つめ 日々新たに変革しゆく 向上の人間でありたい
 「あなたは 今 何を願っていますか」 と 問われれば 私は 即座に答えるでしょう 自由な信仰と 最も平凡な生活の中に 人間らしい庶民の哲学をもった 常楽我浄の毎日でありたいと
 いかに見苦しい社会の圧迫で 力が衰えるようなことがあったとしても 私は 決して負けない
 わが家には 黄金の活力を与えてくれる 無限の力をもった 根本法の充電が 可能だからである
 主婦は堅実にして聡明な家計の 操縦士であれ 一日一日の賢明な生活設計と 慎重な点検の反復で この激流と乱気流の社会を 悠々と乗り切っていけるからだ。
 わが家には 信仰と哲学の灯台がある この光線に福智豊かな宮殿の本国土が わが天地に雄々しく 築かれゆくことを銘記したい
 苦しい時こそ 互いに 朝夕の微笑を忘れまい それが社会の戦場で格闘する 夫への強靭な活力となり わが子の胸に 豊かな緑と朝日を 与えゆくことは間違いないからだ
 風に吹かれても 雨に濡れても 私には 生涯にわたる 胸中に 人間解放の 偉大なる光線があるから 少しも恐れない
 (『池田大作全集第39巻』所収「家庭」)
   (聖教新聞 2013-07-28)