「寒風に 一人立ちたり 創価班」

2013年12月21日(土)更新:3
【名字の言】
 「寒風に 一人立ちたり 創価班」。会合運営にあたる「創価班」の友に、池田名誉会長がこの句を贈ってから、今年で35年になる▼厳寒の2月のある日、東京・立川文化会館の駐車場に、一人の創価班員が着任。青い制服姿で、黙々と胸を張って任務を全うしていた。その姿を見つけた名誉会長は即座に、筆を執って色紙にしたため、「あの創価班の方に、すぐに届けてください」と。それが冒頭の句である▼今年も冬将軍がやって来た。先週末も、北日本を中心に真冬並みの寒さとなり、猛吹雪が襲った。そのなかで、本部幹部会の中継行事などを無事故で運営するため、青年たちが懸命に任務に当たっていた▼北海道のある会館では、いつもより早く駆けつけ、全身真っ白になりながら雪かきを。お年寄りがいれば、さっと手を取り、足元を気遣う。「吹雪に胸張り、元気いっぱいに迎え入れてくれた。寒さを忘れるほど、温かい気持ちになりました」と参加者が語っていた▼創価班をはじめ、会館を守り、会員を守り、地域を守る、さまざまな人々の地道な努力があって、創価の前進はある。われらの目標は、真面目に頑張った人が報われる社会の建設。それは陰の労苦に感謝し、心からたたえることから始まる。(鉄)
   (聖教新聞 2013-12-21)