女性こそ平和(ピース)の創造者(クリエーター)

2012年5月17日(木)更新:7
【女性平和文化会議の発足から20周年】
 「学生時代に池田先生とトインビー博士との対談集を学び、博士が『戦争を廃絶させることは可能なはず』と結論づけたことが、私が平和について考える第一歩になりました。
 平和な社会にするために私が考えたのは、被爆地・長崎に生きる者の使命として核兵器は国土さえも滅ぼす凶器であることを皆に伝え、『争いは憎しみしか生まない』との理念を一体一の対話で共有していくことでした。
 友人と語り合う中で池田先生の平和思想に賛同する声を数多くいただき、先月開催した青年部の講演会では、長崎市の田上富久市長が『共に心に平和の砦を築こう』と信頼を寄せてくださいました。
 しかし、対話は地道な作業。無関心な人もいれば、時には批判されることもあります。
 でも、心で思っているだけでは何も変わりません。次代を担う私たちが歴史から学ばなければ、不幸の連鎖が続き、惨劇を繰り返すことになります。戦争の愚かしさを示し続ける『核兵器』がある限り、私は対話を続けます」 (聖教新聞 2012-05-14)