念仏無間地獄抄

念仏無間地獄抄


法華経は成仏徳道の直路(じきろ)なり(P97)


き謗と云うは即不信なり(同)


諸の悪業煩悩は不信を本と為す(同)


師匠の釈尊に背く故に七逆罪の人なり争か悪道に堕ちざらんや(同)


此の四巻三部の経は全く釈尊の本意に非ず三世諸仏出世の本壊にも非ず唯暫く衆生誘引の方便なりたとえば塔をくむに足代(あしろ)を結ふが如し念仏は足代なり法華は宝塔なり法華を説給(ときたもう)までの方便なり法華の塔を説給て後は念仏の足代をば切り捨べきなり(P98)