漁師の目を細めにして鹿をねらひ猫の爪を隠して鼠をねらふが如く(御書P.556)


【御指導】

もともと、六道の凡夫の住処(すみか)である三界は、魔が充満する、いわば“魔のすみか”である。信心にわずかでもスキがあれば、すぐに悪鬼がその身に入り、魔の眷属となる。いわゆる『悪鬼入其身』の姿である。
多くの人がいう彼らの共通点は、名聞名利や金銭、女性問題等で学会にいられなくなったことである。そして、口だけはうまい。
仏法では、魔は魔と見破れば、すでにヌケ殻のようなものである。道に大石がころがっていれば、前進を妨げる。ゆえに、これは魔である。しかし、その石は、どければよいのである。低次元な魔の蠢動(しゅんどう)など悠々と見おろし、むしろ信心を深めていく良い機会と思っていけばよい。(1988-05-08)



●リンク:「金と酒と女性関係」 From sakuohideメモ帳

http://d.hatena.ne.jp/sakuohide/20090816/





5月29日更新