“ただ、ただ、広宣流布のために!”

〈6月17日更新・2〉


【『新・人間革命』敢闘十二 2010年6月17日 聖教新聞

『初代会長・牧口常三郎は、広宣流布の旗を掲げ、軍部政府の弾圧によって、獄中で殉教した。第二代会長・戸田城聖は、生きて牢獄を出て、生涯を広宣流布に捧げた。
まさに、「命限り有り惜む可からず遂に願う可きは仏国也」(P.955)との御聖訓のままに、広宣流布に生き抜いてきたのが、創価の師弟である。その師弟の精神が永遠に流れ通ってこその、創価学会である。
したがって、特に組織の中核となる最高幹部には、“ただ、ただ、広宣流布のために!”という、清浄にして崇高な師弟不二の大精神が、横いつしていなければならない。
口先だけで、広宣流布の先頭に立って戦うこともなく、名聞名利を欲するような人間が、もし、幹部として君臨するようになれば、学会の魂は崩れ去ってしまう。
ゆえに、伸一は、幹部をはじめ、次代のリーダーとなる青年たちに、この師弟の精神を、深く、深く、刻み込んでいかなければならないと思っていたのである。
また、堕落の萌芽(ほうが)を目にしたならば、それは、直ちに摘み取らねばならないと、強く決意していた。それが、本人のためであるし、学会を守ることにもなるからだ』