真正の弟子

【全国各部協議会での名誉会長のスピーチ 2010-01-19 】
日蓮大聖人は厳然と仰せである。「日蓮末法の初めの五百年に生を日本に受け、如来の予言の通り、三類の強敵による迫害を受け、種々の災難にあって、身命を惜しまずに南無妙法蓮華経と唱えているのは、正師であるか邪師であるか、よくよくお考えいただきたい」(P1341)
■法のために大難を受けているのは誰か。三類の強敵と戦っている人は誰なのか。その人こそを、正しき師と仰げ!――
これが仏法の教えである。どんなに偉ぶって見せても、難を避け、虚栄を貪る人間は、真実の仏法者ではない。正しい法を広め、難と戦う人こそが、偉大なのである。正義に生きる我らには、難こそ誉れだ。最高の勲章である。
■大難と戦う師匠を護る。それが大仏法をお護りすることに通じていく。
■「世の中には、四つの恩がある。これを知る者を人倫(人の道に適った人間)と名づけ、知らない者を畜生というのである」(P491)
■人の心は恐ろしい。いざとなると、臆病になり、保身に走る。手のひらを返して傲慢になる。卑劣にも、裏切る。そうした者たちが、どれほど多くの民衆を苦しめたか。
■恩を知る。恩に報いる。これが人間の道である。いかなる時代になろうとも、たとえ誰一人、立ち上がらなくとも、自分は戦う。師匠が見ていないところでこそ、命がけで歴史を開く。正義を叫び抜く。それが真正の弟子だ。
■青年の時代だ。青年部、頑張れ!