御用心の御為に申す(p.114)

【御指導】
●哲学不在の時代にあって、今は、多くの指導者に、未来への明確なビジョンがない。ゆえに、心の眼が「近視眼」になってしまっている。人気や称賛など目先のことだけを考えている。また、基軸となる価値観も混乱している。「乱視眼」の状態である。人類は、“英知の視力”“魂の視力”を、回復しなければならない。(『箴言集 四季の語らい』池田大作)
●当たり前の人生を、ただ無難に送るだけなら苦労はいらない。深き哲学もいらない。しかし、人間として生まれた、その“人間の証”をどう示しきっていくのか。生涯をかけて、その追及の実践を貫く人こそ偉大である。わが生命を極限まで燃やしきっていく。そうした生きざまのなかに真の生きた哲学がある。(『池田大作語録 人生の座標』)
●「神」は人間から超絶しているが、「法」は人間も含めた万物に普遍的なものである。正しい「法」にのっとって生きれば、平等にだれもが「仏」になり、「幸福」になれる。妙法に生きる人が「仏」にならないはずがない。「絶対の幸福」を築けないはずがない。(『箴言集 四季の語らい』池田大作)

6月13日更新:2