一人の人にとって深く真実である事柄はすべての人にとって真実である

【巻頭言】
「深く、激しく真実を示せ」と、フランスの芸術家ロダンは言った。
「やがて友は汝のもとに来るであろう。なぜなら、一人の人にとって深く真実である事柄は、すべての人にとって真実であるからだ」というのである。その通りであろう。
真実を曇りなく見つめ、真実を臆さずに語り切れる人生は、清々しい。
日蓮大聖人は明言なされた。
「真実 一切衆生・色心(しきしん)の留難(るなん)を止(とど)むる秘術は唯 南無妙法蓮華経なり」(1170ページ)と。
人間は皆、幸福になるために生まれてきた。勝つために生まれてきた。人を幸福にするために生まれてきた。それを妨げんとする、ありとあらゆる宿命の苦悩をいかに打開していくか。ここに万人の挑戦がある。
どんな悲嘆のどん底であっても、必ず立ち上がれる。どんな絶望の暗闇であっても、絶対に打ち破れる。
この究極の幸福勝利の力たる妙法を、御本仏は、全人類に惜しみなく開き示してくださったのである。 (大白蓮華 2011年9月号)

10月14日更新:1