日蓮大聖人の仏法は、三代会長の死身弘法の闘争によってよみがえった

2011年12月20日(火)更新:2
【名字の言】
 御書に「うるし千ばいに蟹の足一つ入れたらんが如し」(1056ページ)とある。この意味を、海外の青年に質問された。“コップ1000杯の漆があって、一つのコップに蟹の足を入れたら、ほかの999杯の漆もダメになるのですか?”と
 日本人でも正確に理解するのは一苦労。まして、言葉も文化も異なる海外の友が、御書の一節一節を研さんするには、何倍もの苦労があることを実感した
 あらためて調べた。日本では昔から、漆でかぶれた皮膚に沢蟹の汁を塗る民間療法があった。近年の研究でも“漆の固化が促進され、ある程度の効果がみられる”という(三田村有純著『漆とジャパン』里文出版)。また「千」には「多くの」という意味も。御文は“たくさんの漆も少しの蟹の汁でダメになる”との意味だ
 今や御書は、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語などに翻訳・出版され、教学試験や研修会も毎年、海外の各地で活発に行われている。日蓮大聖人の仏法は、三代会長の死身弘法の闘争によってよみがえり、世界中の人々が日々、心肝に染め、実践する時代となった
 明年、御書発刊60周年の佳節を刻む。海外の求道の友と切磋琢磨しながら、行学の二道を張り切って進みたい。 (聖教新聞 2011-12-20 )