青年の育成こそ万代の友誼の礎

2012年1月6日(金)更新:4
【中日友好協会と学会教育本部が共催 北京で教育実践報告交流会】
中日友好協会と創価学会教育本部の共催による「中日友好教育実践報告交流会」が12月29日、中国・北京市内の同協会和平宮で行われた。これには、教育本部「日中友好教育者交流団」(高梨幹哉団長=教育本部長)はじめ日本と中国の教育者、学生らが出席した。
 日中国交正常化40周年となる2012年を目前にして開かれた歴史的な実践報告交流会。日中両国の教育者の情熱が迸(ほとばし)った。
 あいさつに立った中日友好協会の関立トウ秘書長は、感慨深く語った。
 「創価学会は、日本において中日友好を推し進める重要な存在であり、長年にわたり平和運動と教育・文化交流を積極的に展開されています。池田大作名誉会長は、中国人民の古き友人であり、中日の国交が正常化する前から友好を呼び掛けられ、その実現に多大な貢献をされました」
 そして、「中日友好の礎は、人民同士の友好であり、その希望は青年です。中日友好を子々孫々まで発展させるため、両国の教育者は歴史的な重責を担っているのです」と期待を寄せた。
 高梨団長は「創価教育の目指すもの」と題し基調報告。「子どもの幸福のための教育」との信念を貫いてきた創価学会の三代会長に脈動する創価教育の精神に言及。池田名誉会長が一人の少女を大誠実で激励したエピソードなどを通し、創価の人間教育の実践と理念を紹介した。
 教育実践報告では、日本の岡信行さん(神奈川県・小学校教諭)、宮本静子さん(宮城県・中学校教諭)、中国の徐蕾(じょらい)さん(中国・北京景山学校教諭)が登壇。教育現場での意欲的な取り組みに大きな拍手が送られた。
 最後に狩野俊一副団長(東京・創価高校校長)が、「教育の交流こそ、日中友好の『金の橋』を一段と堅固にしゆくと確信します」と感謝を述べた。 (聖教新聞 2012-01-06)