「池田博士は比類なき言論と行動で世界に貢献」―張理事長

2012年3月10日(土)更新:2
【台湾 中国文化大学 創立50周年の佳節に開催 第6回「池田大作平和思想研究フォーラム」 池田大作SGI会長に「感謝状」】
 創立50周年を迎えた台湾の名門・中国文化大学で2日、第6回「池田大作平和思想研究フォーラム」が開催された。これには、台湾の研究者および創価大学山本学長らが出席。席上、創大創立者池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「感謝状」が贈られた。
 世界の指標となる「哲学」とは――。  人類に幸福をもたらす「根本の思想」とは――。
 今、世界の識者が、その答えをSGI会長に求めている。
 台湾の名門総合学府・中国文化大学。同大学「池田大作研究センター」(李彦良所長)が主催する“池田思想研究フォーラム”は6回を数えた。
 今回のテーマは「永遠の生命の新しい価値の創造」。200人もの研究者、教職員、学生らが出席した。
 これには、SGI会長がメッセージを寄せ、東日本大震災に対する中国文化大学はじめ台湾社会からの多大な支援に心からの謝意を表した。
 また、世界は今、「“人類意識”ともいうべきビジョンと哲学」を希求している。その出発点こそ、「人間」「生命」という「人類共通の大地」であると指摘した。
 さらにSGI会長は「民衆の幸福のために『心を砕き』『わが身を捧げ』『対話を広げていく』――この最高無上の生命の価値を創造しゆく道こそ、『平和の道』『文化の道』『教育の道』であり、『生命の王道』」であると強調した。
 開幕式では、同センターの林彩梅前所長(元学長)が、SGI会長の「平和共生」の哲学、他者への貢献を競う「人道的競争」の理念、国際的な対話運動の実践こそ、社会変革の原動力であると言及。その思想と行動の継承を訴えた。
 呉萬益学長は、SGI会長の平和提言の発表等の業績を紹介し、日本の軍国主義と戦い抜いた牧口初代会長、戸田第2代会長に連なる創価の師弟の平和闘争を賞讃した。
 続いて、張鏡湖理事長が「創価学会インタナショナルと池田先生の貢献」と題して講演。
 マハトマ・ガンジー、キング博士、SGI会長に通底する精神性や理念に触れつつ、SGI会長の“徳”を確立し人々の模範となる「立徳」、功(手柄)を上げて社会に恩恵を及ぼす「立功」の人生を讃えた。
 さらに、50点を超える対談集の出版やSGIの広がりに象徴される、SGI会長の“言”を打ち立て思想を後世に残す「立言」を高く評価し、その「言論闘争の広範さ、影響の深遠さは過去に類がない」と結んだ。
 同フォーラムでは、11の大学・団体に所属する18人の研究者の論文が発表され、“池田思想”の実践などをめぐり議論が交わされた。3会場に分かれての分科会も行われた。 (聖教新聞 2012-03-10)