わが友に贈る・寸鉄 他

2012年4月25日(水)更新:3
【わが友に贈る】
 時代は激しく動く。
 だからこそ 信心即生活を実践し 充実した一日一日を。
 油断なく無事故であれ! (聖教新聞 2012-04-25、以下同)

寸鉄
●きょう国連記念日。学会の平和運動は世界結ぶ力―元次長(チョウドリ)。民衆の声結集
●山光・島根が対話月間を快進。地域に励ましの光は燦々! 新時代開く太陽
●「見参を期す」と御聖訓。「まず会う」が友好開拓の第一歩。颯爽と友の中へ
●若さとは生命力から湧くもの―恩師。青春の誓いに生き抜く多宝会を見よ  
●首都圏でM3以上の地震は大震災以後、7倍に。「自助」の備えを怠るな

SGI会長の平和提言に寄せて オタゴ大学・国立平和紛争研究所 臆病では変革は生まれない 強い意志で未来へ行動を】
●池田会長の提言は、これまでの一国民としてのアイデンティティー、国家中心の人間主義から脱却し、人間としてのアイデンティティーを確立し、地球的規模で考えるべきだと呼びかけています。
 止むことのない暴力的紛争や社会不安、また貧困や飢餓、環境破壊がもたらす破滅的影響や相次ぐ人権侵害について極めて正しく論じられています。世の中に豊かな富が存在しながら、貧困に苦しむ人々が蔓延する現状にあって、一体誰が安心して眠ることができるでしょうか。
 「人間の安全保障」が万人に約束されていなければ、誰一人として安心して暮らすことはできません。富を共有するためのメカニズムや仕組みを新たに生み出す意欲が欠如している限り、真の意味で富を享受することなど不可能なのです。
●池田会長はまさに今、そのビジョンを創ろうとされている。人類の過去の過ちからの教訓と、現在の我々の力と願望を踏まえた創造的な可能性にもとづいたビジョンです。
●将来の持続可能なエネルギー資源を考えた時、原子力に依存し続けることが果たして妥当なのかについて根本的な提起をされた池田会長の姿勢に、心から賛同いたします。
●池田会長の提言で私の心に最も響いた点は、核兵器の禁止・廃絶に関する提案です。
 SGI核兵器廃絶を一貫して推進してきましたが、今回の提言はこの目的の重大さをあらためて強調しています。核兵器は、日蓮仏法の生命尊厳の思想と全く逆の発想そのものです。生命尊厳を掲げる者にとって、核兵器は「生に対する死の勝利」「潜在的可能性に対する強制力の勝利」「ソフトパワーに対するハードパワーの勝利」を意味するものに他なりません。
 核兵器は、今日のように相互依存する縮小された世界には、存在する意味がないのです。
●恐怖と不信は、健全な変革を促す力にはなり得ません。

【インド創価池田女子大学 創立者 クマナン博士がアメリ創価大学で講演】
●「池田先生は世界市民です。その思想はガンジーの信念と共鳴し、インドの文化とも深く通じ合っています」

【本部幹部会で紹介された名誉会長の指針 前進!勝利の歌声高らかに 時代を創るのは無名の庶民 画家ゴッホ「勇気は戦いの中で磨かれる」】
●「総じて、日蓮の弟子といつて法華経を修行する人々は、日蓮と同じようにしなさい。そうするならば、釈迦仏・多宝仏・十方分身の諸仏、諸天善神たる十羅刹も必ず守護されるであろう」(御書989ページ、通解)
●学会の婦人部こそ一番偉い
●オランダの大画家ゴッホは述べている。
 「人生は戦いだ」
 「自分が置かれた困難な状況と戦うことによってわれわれの胸中から内奥の力が育ってくる。その勇気は生存の戦いのなかでさらに磨かれる(人は嵐のなかで大きくなる)」と。
 いい言葉である。
 きょうは、画家の方はいらっしゃいますか。〈芸術部の画家のメンバーが返事を〉
 ますます本気になって、いい絵を書いてください!
●「南無妙法蓮華経と唱え、退転せずに修行して、最後の臨終の時を待ってごらんなさい。
 妙覚の山に走り登って、四方をきっと見るならば、なんと素晴らしいことであろうか、法界は寂光土で、瑠璃をもって地面とし、黄金の縄をもって八つの道を仕切っている。
 天から四種類の花が降ってきて、空には音楽が聞こえ、諸仏菩薩は常楽我浄の風にそよめき、心から楽しんでおられる。
 我らも、その数の中に連なって、遊戯し楽しむことができるのは、もう間近である」(同1386ページ、通解)
 皆、いずれは死んでいく。大聖人の仏法は、生死の問題を明快に説き明かした「生命の大法」である。
 凡眼(凡夫の眼)ではない。仏眼(仏の眼)によって、三世の生命を見つめている。何千年先の人類をも照らしゆく大哲学なのである。
 この御書に仰せの通り、妙法に生き抜いた人が、臨終の際、これ以上ないという最高の幸福境涯に包まれていくことは絶対に間違いない。
●「断固、五月度も追撃だ。一万世帯の夢も可能だ。上げ潮だ、怒涛の如き。不幸の人々を救っているのだ」
●戸田先生は指導しておられた。
 「妙法という最高の法を受持した学会員は、いかなる高位の人間よりも、はるかに尊貴な『信心の王者』『人生の皇帝』『生命の帝王』なのである」
 この誇りで進もう!
 広宣流布のため、大聖人の御遺命の実現のために走ろう!
 重ねて、勝利の幹部会、おめでとう!
 「わが同志、万歳!」と高らかに叫びたい。
 芸術部も、ありがとう!
 皆で心から応援していきたい。
 皆さん、お元気で!
 一生懸命、お題目を送ります。
 全同志の皆様にも、どうか、くれぐれもよろしくお伝えください。
 いい人生を、一緒に勝ち抜いていこう!生き抜いていこう!
 ありがとう!ありがとう!

【ひろば 医療体験記】
●24歳で結婚し、流産と死産に苦しんだ体験をまとめた。2度目の妊娠時、胎児が無脳症と診断される。現実を受け入れられなかった河南さんに対して、医師は諭した。“あなたは妊娠できる体です。いずれ生まれてくる子どものために、今は体を大切にしなさい”。
●「全てに意味があることを痛感します。報恩の心で、後継の人材育成に全力で取り組んでいきます」

【きょうの発心 強き祈りで使命に生きる】
通解  南無妙法蓮華経は師子吼のようなものである。どのような病が、障りをなすことができようか。 (経王殿御返事、1124ページ・編569ページ) 
●唱題によって、どんな病にも負けない境涯を築けるとの慈愛の励ましです。
●“この大恩に報いるためにも病気に打ち勝ち、あらゆる人々に仏法を語る使命を果たす!”

中島孝志の読書の楽しみ方講座 =完= 明るく、楽しくなる本を読む 損をしても鮮やかに生きよう】
●1.運のよくなる本を読もう。 2.山本周五郎作品に触れよう。 3.弱い人間の生きる知恵を素直に学ぼう。
●私が、高校時代にはまった読書は、ニヒリズム=虚無主義でした。毎日毎日、遺書や諦観(ていかん)など、人生を斜めから見るような本ばかり読んでいました。おかげで「ニヒルなヤツだ」と、ちょっと大人びて見られることもありましたが、不健康そのもの。素直じゃない。明るくない。屈折している。かわいげがない。まあ、「損な性格」になってしまうわけです。
●一転、楽しい本、明るい本、エネルギーがチャージされる本を読むと“ああ、生きててよかった”“明日はいいことがありそうだ”と単純に明るくなってしまうのです。
●読書においても「朱に交われば赤くなる」ということがあると思います。
●読書で人が教育されるとしたら、周五郎の本は金八先生を超える立派な教師となります。
●“勝ち組”には勝ち組のつらさ、悲哀もあると思います。一方、“負け組”にだって幸せになる権利はあります。では、どうやったら負けても幸せになれるのでしょうか?それは、長所だけを見て暮らすことです。
●しょせん人は哀しい生き物です。その哀しさに温かいまなざしを注ぐ。
 人の痛みをわが痛みとして感じる。だから、損ばかりする。「けれど、それでいい」と腹をくくれば、楽しい人生が送れるのです。鮮やかでかっこいい生き方だ、と思います。

【窓書 「喜びはどれほど深い?」 ポール・ブルーム著 小松淳子訳】
●人間にとっての「喜び」とは、じつに不思議なものだ。
 私たちは、心地よい寝床や十分な食事、愛情が与えられた環境といったものに「喜び」を覚えるが、これらはいわば動物が覚えるそれの延長線上で説明することができる。
 半面、なぜか人は涙が出るような激辛料理を好んで食べたり、ジェットコースターやホラー映画といった恐怖体験をあえて望んだりもする。こうしたことを動物は好まない。
 見事な出来栄えの絵画を所有して満足していたのに、それが贋作と知らされた途端に喜びは失せる。一枚の紙でも有名人の所有物だったとなれば、大金を出して買ったりする。あるいは空想の物語に感動し興奮する。
 この不思議な人間の心理を「本質主義」という視点から読み解こうというのが本書の試みである。つまり人はものごとの外見だけでなく、その“本質”に意味を見いだす存在なのだと著者は語る。
●「満足感を覚えるシステムが圧倒された時に感じるのが、畏怖の念だ」という見立ては非常に興味深い。