キャンパス・全国障害者スポーツ大会・出生前診断への問いかけ 他

2012年10月24日(水)更新:4
アメリカの平和研究機関・池田国際対話センターが主催 第9回 文明間の対話フォーラム 各界の学識者120人が出席 人類共生の方途を探求】
●「『共生』を語る――我々のつながりに目覚める」
●第1回のフォーラムに寄せたメッセージの中で、創立者の池田SGI創価学会インタナショナル)会長は次のように訴えている。
 ――人間と人間を結合し、共生の人類文明を創出する鍵は、民族や文化、宗教の違いを超えた“開かれた心による対話”である――と。
●グッド准教授は、生態学の観点から、人間は「関係の網の目」の中で生き、進化する存在であると指摘。民主主義の基盤とは、そうした関連性への意識であり、教育の意義とは共同作業を通して民主主義を学び実践することにあると論じた。
   (聖教新聞 2012-10-23、以下同)


【わが友に贈る】
 「なにの兵法よりも 法華経の兵法」だ。
 祈れば智慧が湧く!
 動けば勢いが増す!
 一念の変革で勝て。


寸鉄
●学会の「価値創造」の心は前進の意欲をかきたてる―博士(アルゼンチン)。広布の勇者たれ
新潟県中越地震から8年 苦難を勝ち越えた信越の皆様の体験こそ希望の光
●男子部・女子部・学生部の部長が大奮闘!「挑戦の心」で友情の絆を広げよ
●私の最大の楽しみは若い者を育てていく事―恩師 新しき力を励まし育成を
●医療(ドクター)ヘリの特措法成立から5年。救命率2割向上 公明よ 命守る政策続けよ


【福島 フェニックス大会 常磐総県の友が力強く!】
●「福島県楢葉町で地区部長として活動していた時に、苦楽を共にした同志と久方の再会ができました。
 共戦の同志の絆がある限り、どの地にあっても広布拡大という同じ目的で勝利と歓喜の人生を生き抜けると確信できました」と語っていた。
●総福島長は「人は、守るべきものの深さ、尊さに応じて勇気を引き出すことができる」と強調。さまざまな試練に遭った時に、「師匠と共に」「同志と共に」との心で進む人こそ、最高に偉大な人生を築くことができると述べ、団結の友を励ました。


【東京の心臓部 江戸川 “すべてに第一”月間】
●1971年(昭和46年)のこの日、池田名誉会長は愛国学園(東京・江戸川区内)で行われた記念撮影会に出席。「学会の歴史と伝統の中に生きていることを自覚し、地域社会の繁栄に先駆を」と愛する友を励ました。


【キャンパスアカデミックナビ〈18〉 関西創価高校 身近な自然を守る体験が「世界市民の心」を育てる】
《卒業生に聞く 学園での挑戦が地球規模で考える第一歩に》
●世界地図を広げ、国際宇宙ステーションの軌道と撮影したいポイントを見比べながら、何周目の何時何分何秒にシャッターを切るかなどをインターネットを使って英語で依頼するのですが、雲に覆われていたら地表の写真は撮れません。美しい写真が撮れた時の感動は格別です。一方で湿地の減退やアマゾン川流域に白く見える材木伐採のための道路など、環境破壊の鮮明な跡が胸に迫りました。
 アースカムをきっかけに“地球のために何か貢献したい”と思うようになりました。高校時代にはプロジェクトチームの一員として年間を通して考察を行い、環境フェスタやオープンキャンパスなどで、環境問題の改善に向けた意識啓発に努めました。
●学園時代にあらゆる理科に挑戦するなかで、地球規模で考える視点が養われました。今、土壌の研究をしています。土壌は植物に不可欠です。大学院では、土壌における養分の移動メカニズムを解明する研究をしたいと考えています。
 地球が抱える問題は大きいですが、これからも研究を重ね、世界の食糧問題の改善に貢献できる研究者になっていきます。


〈チェック 参加回数 世界一のアースカム 蛍・桜・蓮・鯉などの保存会〉
●アースカムは、地上400キロを周回する国際宇宙ステーションのカメラを遠隔操作し、地表を撮影するもの。毎回、生徒が主体的にテーマを決めて写真を撮影し、分析。ラムサール条約に登録されている湿地周辺などを継続的に撮影するなど“目に見えない環境問題”の“目に見える証拠”として研究の素材にしている。


《校長が語る ロマンと詩心あふれるキャンパス 創立者の心に応えゆく環境教育》
●わが校の環境教育は、自然に直接触れる体験学習として位置づけられ、その動機付けとして“創立者の心に迫り、お応えしていく”ことを主眼としています。
●教職員が“生徒たちに、身近な環境を守る体験と自信をもってもらうことで、地球環境への意識を育もう”と必死に取り組んできました。
 蛍も桜も、物を言いません。一年のうちほとんどは手応えのない、地道で忍耐のいる作業です。生徒たちは“創立者のため”“地域の人々のため”との心を支えに頑張ります。そのなかで、生命の大切さ、陰に徹する大切さを知り、光の当たらない作業の先に、優雅な蛍の舞や満開の桜があることを学んでいくのです。
 アースカムもそうです。最初に採用された際、池田先生とジャストロウ博士との友誼で実現したウィルソン山天文台と学園をつないで天体観測を行う教育プログラムの実績が高く評価されました。創立者の開かれた道をさらに広げたいとの思いが、生徒たちの主体的な活用・研究となり、今日の連続参加の要請につながっているのです。
 池田先生は2002年8月の環境提言で、環境教育を推進するための3段階を提唱されました。(1)現状を知り、学ぶこと(2)生き方を見直すこと、そして(3)具体的な行動に踏み出すための「勇気」と「力」を与えることです。先生は「倫理を自らの『誓い』として高め、それを果たしゆくことを『使命』とし、『喜び』としていく生き方を確立することが大切になります」と述べられています。
 今、学園生がさまざまな発表の場で訴えているのもこの点です。自らも目の前の課題に挑戦しながら、環境保護へまい進する人々を励ましたいと活動しています。これからも、身近な自然を守る体験を通して、地球規模で考える「世界市民の心」を育んでいきます。


【全国障害者スポーツ大会で活躍の友(上) 困難に屈せず前へ!】
〈陸上 2種目で金メダル 昨年、国際大会でも入賞〉
●「モットーは、“気持ちで負けない”こと。自分の心に勝って、感動を送りたい!」
●“この子は、どんな子とも仲良くできる。人の嫌がることは絶対に言わない。素直で優しい子なんや。障がいなんか関係ない”
●「茜、一緒に祈ろうか?」。母は、娘に優しく声をかける。母と共に、泣きながら御本尊に向かい、祈った。“もう一度、納得いく走りがしたい”との思いが込み上げた。
 さらに、“自分で自分を諦めてはいけない”との池田名誉会長の言葉が、十代さんを奮い立たせる。
 一つ一つのフォームを見直した。“祈っては練習”の繰り返し。気が付けば、“走る喜び”が再び、心にあふれた。
●多忙な合間を縫って、学会活動にも積極的に挑戦する。昨年6月には、2世帯目の弘教を。入会した友人は語ってくれた。「茜ちゃんのように、明るく、強くなりたい」と。


【文化 出生前診断への問いかけ 玉井邦夫 社会は“命の質”を規定すべきか そこに絶対の正解はない】
●標的とされるダウン症
●DNAと人の価値は別
●偏見や制度不備が「障害」を強める
●私たちは社会を次世代に渡すという大きな課題のなかで、子どもたちの多様性にどのように折り合いをつけるのかを問われているのだ。その判断におそらく絶対の正解はないし、だとすれば価値を扱う教育の力が何よりも重要になると思われる。その議論を置き去りにして検査の是非が性急に問われることにこそ、最大の危惧を感じている。
 (大正大学教授・(財)日本ダウン症協会理事長)