寸鉄・東北福光新聞・世界の体験プラザ

2012年11月18日(日)更新:2
【創立の月を祝賀 茨城・土浦の友から菊花】
●色とりどりの花々には、創価の新時代を開きゆく友の清新な決意が輝いている。
   (聖教新聞 2012-11-10、以下同)


【わが友に贈る】
 動いた分だけ 語った分だけ 仏縁と境涯が広がる。
 友のため自身のため 人間王者の大道を歩め!


【勝利の黄金柱 札幌壮年部が前進大会】
●池田副理事長は、新たな歴史を開きゆくのが北海道の使命と強調。弟子の誇りを胸に、人生勝利へ躍進をと励ました。


寸鉄
SGI会長は人間の無限の可能性示す慈愛と信念の人―識者(アルメニア)。民衆勝利の世紀へ
●きょう静岡の日。師弟共戦の天地に正義の太陽は赫々と。胸張り連帯拡大
●「今日が一年で一番良い日だと胆に銘じよ」哲人(エマソン) 今日より明日へ大成長を
●近隣との友好は丁寧に真心こめて。爽やかな振る舞いが揺るがぬ信頼へと
外国通貨「必ず値上がりする」と詐欺多発。高齢者狙う甘言(かんげん)に騙されるな


【名字の言】
●「何があっても絶対に解決の方法はあります」「人にわかってもらいたいとか、変わってもらいたいと思っているあいだは、しんどさは続きます」


SGIの青年力 カンボジア 青年部長 ソク・ソチェットさん 私たちには使命がある】
●「富士の山 世界一なる 師弟不二
カンボジアは、1970年代から20年以上におよぶ内戦という悲劇を経験しました。だからこそ、人々の平和を求める心は、ひときわ強いと感じます。


【ブラジル地域圏が代表者会議を開催 師子王の心で勝つ!】
●池田SGI会長がメッセージを贈り、「信仰とは最大の勇気です。真実と正義に生き、何ものも恐れないのが信仰者です。これからも同志と共に、私と共に、勇気凛々と『師子王の心』を取り出して、喜び多き勝利の道を断固と切り開いていってください」と呼び掛けた。


【東北福光新聞】
《希望を紡ぐ日々 仲間に力を送ろうと試練に挑む海の男。「どんな荒波だって来るなら来い」と。》
●朝日に照らされた魚がキラキラと光を放つ。
●震災から1年8カ月になろうとする今も、仕事は以前の1割ほどに過ぎない。蓄えを取り崩しながら何とか耐えて生活している。
 「んでもさ、こうして浜の風あびて、潮の匂いかいでると、落ち着くんだよな。なんだろうなー、体にしみついたもんなのかな」
 そう言うと横山さんは、あふれるこもごもの思いをのみ込むように、コーヒーで喉をごくりと鳴らす。
●大切な仲間が、津波で命を落としたという知らせが入るたびに、胸の奥に激痛が走った。三陸漁業の将来を熱く議論し、これからが正念場だと奮起し合ったはずだったのに……。悔しくて悲しくてたまらなかった。
 横山さんが以前、漁に出ていたころ、よくかわいがってくれた先輩もいた。いつも説教ばかりで褒めてもらった覚えはないが、その厳しさには、海の男なりの愛情がにじんでいた。
●夜に学会の活動に出れば、仕事を終えて駆けつけてくる同志がいる。新しい仕事に就いて必死で頑張っている人の姿を見ると、顔をほころばせながらも、自分だけ取り残されたような焦りを感じた。
 眠っていても、夜中に何度も目が覚めてしまう。悶々としながら、それでも、同じように悩み苦しんでいる人たちの力になろうと、身を粉にして、一軒また一軒と励ましに歩き続けた。
●家も流され、仕事もない。自分の明日すら見えない状況だからこそ、相手の心の痛みが、我が事のように感じられる。
 ただ、最愛の家族を亡くした人たちに対しては、どんなに考えても、掛ける言葉が見つからない。元気そうに振る舞っていても、悲しみは覆い隠せないものだ。ふとした折に寂しげな表情が浮かぶのを見ると、自分は何の力にもなってあげられないのかと悔しくて仕方なくなる。
 でも、「これしかできねえから」と、再び顔を見せる。少しでも気が晴れればと、雑談をして冗談を言う。そんな繰り返しの中で、ちょっとずつだが、明るい笑顔が増えてくる。「横山さんの顔見てっと、こっちまで元気になるよ」――そんな言葉を聞くと、涙が出るほど、うれしくなる。
 帰って祈りながら、つくづく実感する。自分の周りには、どんなに苦しくても希望を捨てない仲間がいる。精いっぱい前へ進もうとする姿を通して背中を押してくれる同志がいる。
 「だから、負けるわけにはいかねえんだよ」
●立ち止まっているよりも、とにかく、気力を奮い起こして、前へ踏みだすことだ。
 毎日が胸突き八丁の正念場。「でも」と、横山さんは胸に強く手を当てる。
 「人生の師匠がここにいるから、絶対に負けるわけにはいかねえんだよ。どんな荒波だって来るなら来い!」


《共に生きる未来(あした) 「小難しい議論」より、まず「行動」 低線量地域へ日帰りで保育》
●移動保育から帰ってきた後、お母さんから「実は、うちの子、障がいがあるんです」と打ち明けられたこともあります。保育中は、みんなと一緒に元気に遊んでいたので、気がつきませんでした。どこでそのような診断が出たのか分かりませんが、それで、お母さんが「構えて」しまって、ずっと気が張っていた。また不安にもなっていた。これではかわいそうです。お母さんのほっとした顔を見て、やっていてよかったと思いました。
 偏見とか差別、また区別という「心の壁」がなくなったら、みんな一緒になって仲良く暮らせる社会ができるでしょう。これからも、障がいのある子どもも、そうでない子どもも、どんどん移動保育に連れていきたいと思っています。


【社説 12日、女子部の日 “一人”の輝きは百万言に勝る】
アメリ公民権運動の母、ローザ・パークスさんはつづった。
 「若い世代のエネルギーのなかにこそ、良い変化をもたらす原動力があると、私は信じています」(高橋朋子訳)
●本年9月、SGI(創価学会インタナショナル)青年研修会のために来日したコートジボワールの女子部員は、「アフリカの現実を批判し嘆くのではなく、師匠の願いを実現することに私の時間を割くことを決意しています」と、求道の心を燃やす。
●名誉会長は、万感の期待を寄せる。
 「百万の言葉よりも、百冊の本を出すよりも、一人の女子部が輝いていくことが、信心の素晴らしさを雄弁に物語る」
 師の心をわが心として、それぞれの使命の舞台で信頼と友情の華を咲かせる、華陽姉妹の活躍を心から応援したい。


【きょうの発心 先駆・九州が拡大の先陣切る】
御書 苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ、これあに自受法楽にあらずや、いよいよ強盛の信力をいたし給へ(四条金吾殿御返事、1143ページ・編880ページ)
通解 苦を苦と悟り、楽を楽と開き、苦しくても楽しくても南無妙法蓮華経と唱えきっていきなさい。これこそ自受法楽ではないか。ますます強盛な信心を貫いていきなさい。
●いかなる時にも、唱題し抜いていくことこそ最高の幸せである、との仰せです。2000年(平成12年)に福岡市の企業に就職。意気揚々と仕事と学会活動に挑戦していた直後、弟が事故で亡くなりました。1989年に入会以来、3人の兄弟で宿命を乗り越え、これからという時に、深い悲しみに襲われたのです。
 その時、「題目は弟のもとに必ず届く」との激励を受け、この御文を胸に懸命に唱題。弟の分まで広布に生き抜こうと腹が決まり、弟の親友を入会に導くことができたのです。どんな苦悩も乗り越えられるとの原点になりました。
 3年前、方面男子部長の任命を受けた会合の席上、池田先生は「燃え上がる信心でなければ、祈りは叶わない。苦難に真っ正面からぶつかって祈り抜くのだ」との戸田先生の言葉を紹介してくださいました。


【世界の体験プラザ 信心30年、広布の礎築く 仏法は絶対に崩れない“希望”の源 アイルランドSGI チャールズ・バーンさん 「西武精神科医協会」会長として尽力】
〈内なる力が人生を開く〉
●「幸福や思いやりの源泉を人間の内なる力に求め、その力によって人生も世界も変えられるというところにひかれたのです」
●「唱題を始めると、何か希望を感じ、人生の精神面が開いていくのではないかと思いました。そんな内面の変化は初めての経験でした」
●「皆の唱題を聞いて、驚きました。なんて力強い響きだろう、と。その後の座談会は、とてもフレンドリーで、居心地が良く、この信心を続けようと決めたのです」

〈全ての患者を尊重する治療〉
●多くの患者の病状を子細に聞き出す。さまざまな治療法を試みる。仕事に集中した一日が終わると、心身共に疲れ切った。
 「でも、唱題すると、生命に力がみなぎってくるのです。信心は、いつも私の心のバッテリーをチャージする希望の力になりました」
 全ての人の生命に仏界があるという確信は、患者との関わりに大きな力となってきた。それは、一人一人を尊重する姿勢に通じている。また、患者に回復の希望を与えることは、仏法の精神そのものである。
 「“希望”は、仏法の本質です。この点、患者に向かっては、過去に何があったとしても、“今からスタート”というアプローチをします」

〈地区部長として社会に貢献〉
●「病院の中の立場でも、患者との関係でも、ポジティブな姿勢をたもてるのは、信仰の力です」
●「全ての患者に対する尊重を、真に体現する治療行為を実現していきたい。また、患者も自分がその一部だと喜びを感じられるような、総合治療チームのモデルをつくりたい」
●マリンガーからは、一番近い座談会場でも、1時間以上ドライブしなければならない。その中で地区部長として活動を続けた。
 30年に及ぶ、いちずな信仰と医療活動とで社会に貢献してきたバーンさんは、アイルランド広布のいぶし銀のような存在だ。
●「30年の信仰を通して、この仏法に巡りあえたことに心から喜びを覚えます。仏法は、何があっても未来に向かう希望を与えてくれる。どんな障害に出あっても崩れない心を自分の中に築くことができたと思います」
 「私たちは、長い活動を通じて、本当に家族のように強くうるわしい中核メンバーのつながりを築いてきました。今、若いメンバーが育ち活躍しています。これからが発展の時です」


【ターニングポイント 「悩むけど楽しい」私という生き方。 舞台俳優・ダンサー 山川優子さん】
●「いろいろ言う人もいるから、学会員ってあまり言わないほうがいいんじゃない?」
 オーディションの時に、そんな“助言”をくれた人もいる。いろんな考え方があっていいと思う。
 私は、そうはしたくない。信仰は自分の根っこだし、信心なしに今の私はないから。
 悩むことも多いけど、そんな私という生き方は、楽しく、充実していて、何の後悔もない。