自分たちこそ、学会の最も重要な“要”である

2013年3月20日(水)更新:3
・『全生命を燃え上がらせ、現場第一主義に徹して、戦い抜いてまいります 』
http://d.hatena.ne.jp/yoshie-blog/20160502


【新・人間革命 勇将 三十一】
 長野栄太は、ほおを紅潮させながら語った。
 「わが支部は、『座談会の庵治支部』をモットーに、『活発』『確信』『体験』『和楽』の民衆のオアシスを現出していきます。この明るく、楽しい、語らいの場を通して、弘教の力強い波動を、わが庵治の地から、全国津々浦々に伝えてまいります」
 そして、ひときわ大きな声で、こう叫んで代表抱負を締めくくった。
 「全国の皆さん! どうか、この庵治支部にご注目ください!」
 万雷の拍手が場内を包んだ。
 副会長、理事長らのあいさつに続いて、会長の山本伸一の指導となった。
 彼はまず、歴史上、多くの宗教が時代の変遷のなかで、宗教本来の使命を忘れ、活力を失っていった原因について考察。その具体的な要因の一つは、宗教が民衆から離れ、聖職者が宗教的権威に寄りかかり、民衆を見下すようになり、過剰なまでの上下の関係がつくられたことにあると指摘した。
 「それに対して、創価学会が未曾有の発展を遂げた理由の一つは、一人ひとりが、御本尊、妙法に直結し、皆が平等であるとの意識を根底に、共に同志としてスクラムを組みながら、行進してきたからであります。
 成仏も、また功徳も、組織のうえでの立場によって決まるものでは決してありません。御本尊に、妙法という大法に直結した、信心の厚薄によって決まります。それを皆に伝えてきたのが創価学会なんです。
 皆の一生成仏、広宣流布に向かって、組織がまとまっていくには、“要”の存在が不可欠です。いかなる組織、機構も、“要”がなければ烏合の衆になってしまう。
 その“要”となるのが“長”であります。壮年でいえば、県長も、本部長も、また、大ブロック長も、ブロック長も“要”です。
 なかでも、今回、新発足した支部長、支部婦人部長の皆さんは、自分たちこそ、学会の最も重要な“要”であるとの決意で、誇らかに前進していただきたいのであります」
   (聖教新聞 2013-03-20)