わが友に贈る・寸鉄・4月度「御書講義」の参考 他

2013年3月27日(水)更新:3
【わが友に贈る】
 さあ友情拡大の春!
 外出時は戸締まり
 火の元の確認を!
 くれぐれも無事故で。
 語らいの花を爛漫と!
   (聖教新聞 2013-03-24、以下同)


東洋哲学研究所の学術大会 米・国際政治学者 ラングリー博士が講演】
●ラングリー博士は、「科学技術主導のグローバル化が進む今こそ、私たちには対話が必要です。分断は乗り越えられます。釈尊が言い表した、差異へのこだわりともいうべき“心に刺さった矢”を抜くことを池田SGI会長は教えているのです」と訴えた。


寸鉄
●韓国都市から特別顕彰牌 誠実の行動と共生の哲学に信頼。友好の橋は盤石
●「福井師弟原点の日」万歳 常勝の要と輝く人材城! 抜群の青年力で勇み立て
●御聖訓「法華経の功徳はほむれば弥功徳まさる」 体験を語れ!歓喜の万波
●学会は権力の暴走に歯止めかける役割果たした―学者。民衆の平和勢力と
●「科学発達も宗教は人間に必要」と学生の6割。確かな生命尊厳の哲理こそ


【今週のラジオ「新・人間革命」】
〈第22巻「命宝」の章〉
●1975年11月9日、山本伸一は広島での本部総会で、核兵器全廃への具体的な取り組みを提言する。
 さらに「創価学会の社会的役割、使命は、暴力や権力、金力などの外的拘束力をもって人間の尊厳を冒し続ける“力”に対する、内なる生命の深みより発する“精神”の戦いである」と強調。また、日本は「文化立国」を目指すべきと訴える。


【4月度「御書講義」の参考 立正安国論 妙法の智慧と慈悲を社会の基本原理に】
〈立正安国〉
●「立正」とは、正法の流布であり、一切衆生の成仏を可能にする妙法への「信」を民衆の中に確立することです。社会の各分野に妙法の智慧と慈悲を生かし、法華経が教える「生命尊厳」「人間尊重」の思想を社会の基本原理、時代精神としていくことです。
●どこまでも民衆と共に歩み、民衆に目を向けるのが日蓮仏法です。

〈三界は皆仏国〉
●「汝早く信仰の寸心を改めて速に実乗の一善に帰せよ、然れば即ち三界は皆仏国なり」(御書32ページ)
●「寸心」とは人間の一念です。心です。心の次元の変革がなければ、「立正安国」はありません。
●謗法という根本悪を打ち破り、心を改め、正法に帰依する。そうすれば、今、生きているこの三界(現実世界)が、そのまま仏国土(仏が住む清浄な国土)である
●大切なことは、“信心を根本に、この悩みを乗り越えていこう”と「寸心」を改め、困難に立ち向かい、自身のなかに「心の平和」を築いていくことです。
 「寸心」を改めた瞬間から、悩みの“価値”は変わります。たとえば、何か悩みを抱えていたとします。「寸心」を改めた後も、同じく悩みは続くでしょう。しかし、それは信心の正しさを証明するための悩みに変わります。全て広宣流布のための悩みに変化するのです。それが、「心の平和」の確立に通じていきます。

《民衆の心の変革は「対話」から》
〈十問九答〉
●主人の理路整然とした言葉に、客の迷妄が晴れ渡っていく様子が描かれています。
 「旅客来りて嘆いて曰く……」(御書17ページ)。天変地異、飢饉、疫病など、相次ぐ災難を嘆く客に対し、主人はその嘆きを共にしつつも、客がどのような考えを基礎に置いているかを鋭く見抜きます。そして悠然と、時には相手をなだめ、時には毅然たる態度で、「文証」「理証」「現証」のうえから、客の誤った考え方を諭していきます。
●「如かず彼の万祈を修せんよりは此の一凶を禁ぜんには」(同24ページ)
 これに対し、客は反発の態度をあらわにします。「客殊に色を作して曰く」(同ページ)――憤った客は、対話の席を退座しようとさえするのです。それに対し主人は「咲(え)み」、客を「止(とど)めて」諄々と、法然の誤りを説き起こしていきます。
 主人の話は明快です。その確信と責任感あふれる姿勢に心を動かされた客は、徐々に態度を改め、最後は「私が信ずるだけではなく他の人にも語っていく」(同33ページ、趣意)と決意する“深い理解者”に変わっていくのです。
●大聖人が一対一の対話を重んじられ、社会に仏法を開くには、対話によることが最も大切である
●どこまでも「民衆を救おう」との一点に貫かれた大聖人の御精神は、「人間主義の対話」の手本として本書に結晶