仏法への率直な思いを自分らしく自分の言葉で語っていけばいいんです

2013年7月22日(月)更新:3
・『「煩悩即菩提」「生死即涅槃」「変毒為薬」』
http://d.hatena.ne.jp/yoshie-blog/20171007


【新・人間革命 奮迅 六十六】
 信濃町で行われた埼玉県のブロック担当員の集いに出席した山本伸一は、それから立川文化会館へ向かった。第二東京女子部のブロック長会に出席するためである。
 “次代の学会を担う女子部の、最前線のリーダーを全力で激励したい”との強い思いが、伸一を立川へと向かわせたのである。
 伸一は訴えた。
 ――人生は、決して平坦ではない。若い時代の幸せが、永遠に続くとは限らない。結婚してから、夫の仕事の問題や病、家庭不和、あるいは、子育てなどで、悩み苦しむこともある。それに打ち勝つ強さを培い、未来にわたる福運を積んでいくための信心である。女子部の時代は、一生涯にわたる幸福の基盤を確立する仏道修行の時代であると決めて、自分を磨き抜いてほしい。
 そして、懇々と諭すように語った。
 「皆さんが担当しているブロックの部員さんのなかには、仏法はすごいと感じていても、“人に信心していると言うのが恥ずかしい”と思っている方もいるかもしれない。
 しかし、勇気をもって、その弱さを打ち破っていくことが大事なんです。幸福の王女という主役を演じるのに、恥ずかしがって舞台の袖にいたのでは何も始まりません。
 強く生き抜いていくうえで必要なのは勇気です。人生のあらゆる局面を左右するのは、勇気があるかどうかであると言っても過言ではありません。その勇気の心を磨いていくのが、信仰なんです。学会活動なんです。
 御書に『随力弘通』『随力演説』とありますが、各人の力に随って、仏法への率直な思いを、自分らしく、自分の言葉で、周囲の人に語っていけばいいんです。自身の崩れざる幸福のために、女子部の皆さんは勇気を奮い起こしてください。
 広宣流布の未来は、皆さんたち青年部に託す以外にない。女子部がいるだけで、組織は花園になります。希望の光に包まれます。女子部、頼むよ。皆さんを見守っていきます」
 父の祈りにも似た言葉であった。
   (聖教新聞 2013-07-20)