紙上座談会 8月24日は広布の黄金柱「壮年部の日」

2013年8月22日(木)更新:3
【輝く創価の師弟城 座談会(58) 8月24日は「壮年部の日」 青年と共に拡大の主体者に!】
原田会長
正木理事長
萩本壮年部長
藤村壮年部書記長
棚野青年部長
橋元男子部長

《心を結ぶ一対一の励ましの絆》
棚野 8月24日は池田先生の入信66年の記念日であり、「壮年部の日」です。
橋元 1947年(昭和22年)、19歳の池田先生は、47歳の戸田先生を自らの師匠と定め、正義と平和の闘争を開始しました。
萩本 戸田先生は壮年、池田先生は青年の世代でした。その意味で創価の「師弟不二」は「壮男一体」の旅立ちでもあったのです。
正木 「壮男一体」で力を合わせれば、広宣流布の拡大は加速します。壮年の経験と青年の勢いが、絶妙に合致してこそ、学会の新たな地平は開けるのです。
藤村 「少子高齢化」が叫ばれる現代ですが、見方を変えれば、いわゆる壮年世代の人口は増えているということです。
原田 社会も今、世代間の問題の解決を真剣に模索しています。壮年世代が培った経験を、いかに若い世代に伝え、勢いを与えられるか。学会も、この課題を勝ち越えてこそ、新しい時代を築くことができます。
正木 最も重要なことは、青年の意見をよく聞き、青年がはつらつと活動できる体制を一緒に作っていくことです。会館警備を担当する壮年部のグループ「王城会」も、そうしたなかで誕生しました。
橋元 会館建設が進む一方で、少子化や勤務形態の多様化などにより、男子部の牙城会は任務のあり方を検討していました。
藤村 壮年としても、牙城会・創価班など男子部で受けた薫陶を生かして広布の活動に貢献できると、喜んで引き受けました。
橋元 その結果、私たちも、これまで以上に弘教拡大や訪問激励などに徹する時間ができました。また、先輩との連携のなかで学ぶことも多くあります。
藤村 壮年にも勢いが生まれ、新たな人材育成の伝統も育まれています。
 ともあれ今、壮年部の数は年々、増加しています。壮年世代が充実してこそ、学会はさらに盤石な発展を遂げることができます。
〈底力を発揮する時〉
正木 大事なのは一対一の家庭訪問です。
萩本 壮年世代は社会でも家庭でも重責を担うことが多く、思うように学会活動に参加できない友もいます。しかし、皆が信心の体験や池田先生との原点を胸に、絶対に負けないとの決意を持っています。
藤村 まずはリーダーが一人一人と対話し、その状況をよく知ることです。
萩本 総本部完成の本年は、全会員が師弟共戦の新たな信心の原点を刻む絶好の機会です。この時に、いかに多くの人材が決然と立ち上がるか。師弟の心を呼び覚ます私たちの励まし運動で、壮年部の底力を発揮していきましょう。
原田 現代は日本社会全体が、「励まし」を求めています。創立以来、一貫して、民衆への「励まし運動」を展開してきた学会は、まさに時代の最先端であり、その存在は、ますます重要になっているのです。

〈知恵は「現場」から〉
棚野 壮年部同様、不規則勤務などにより、仕事と活動の両立に悩む青年も多くいます。
原田 池田先生は、小説『新・人間革命』「奮迅」の章で、仕事と活動の両立について、「“断じてやり遂げよう”という強い一念があれば、工夫はいくらでも生まれる。反対にあきらめの心があれば、工夫の芽を自ら摘み取ってしまうことになる」と、ご自身の闘争を紹介されながら、指導されました。
萩本 訪問激励に加え、地域によっては、午後9時以降からの壮年座談会や、日曜朝の勤行会を開くなど工夫して、励ましの機会を増やしています。
正木 青年部から進出して間もないヤング壮年部の活動の充実で、同世代の友との“横のつながり”による触発の機会が増え、張りのある日々を送れているとの声もよく聞きます。
棚野 イギリスの歴史家トインビー博士は、間断なく襲いかかる、時代からの「挑戦」に対する「応戦」によって、「新たな文明」が生まれ成長する、と洞察しています。
正木 まさに、現場から生まれる知恵こそが、新時代を開く力となるのです。
藤村 太陽会(昼間に活動できる壮年のグループ)もそうです。団塊の世代の退職、生活形態の多様化が進む現代にあって、太陽会の活動は地域の模範と光っています。
橋元 日蓮大聖人は、「仏法は体(たい)のごとし世間はかげのごとし体曲れば影ななめなり」(御書992ページ)と仰せです。
原田 「体」とは、個人でいえば「信心」です。何があろうと、信心を奮い起こして、「絶対に勝つ!」と決めて祈り切る。最強無敵の「法華経の兵法」と「師弟の信心」を持つ壮年部は、濁乱の社会にあっても、厳として大善の方向へ進んでいけます。
萩本 池田先生は、壮年部に万感の期待を込めて、綴られています。
 「『黄金柱ここにあり』との実証を、子どもや後輩たちに示し切れ! その雄姿を皆が誇らしげに見つめ、頼もしく待っている。壮年には偉大な力がある。乱世を勝ち抜く豊かな智慧がある。社会に築いてきた信用がある。その大長者の宝蔵をば、『勇気』ある信心で、断固と開ききっていくのだ」と。
原田 「広布の黄金柱」「広布の主体者」壮年部は、地域に貢献し、職場でも勝ち、創価の実証を満天下に示していこうではないですか!
   (聖教新聞 2013-08-22)