ハーバード大学 カー人権センター クレメンツ博士と会談

2013年10月4日(金)更新:4
【SGIボストン派遣団 ハーバード大学 カー人権センター クレメンツ博士と会談】
 (ボストン9月29日)池田博正SGI(創価学会インタナショナル)副会長らSGIボストン派遣団は9月29日、ハーバード大学ケネディ政治大学院「カー人権政策センター」を訪問。同センター所長のチャーリー・クレメンツ博士と、政治大学院に隣接するジョン・F・ケネディ公園等を散策しつつ約1時間にわたり会談した。
 クレメンツ博士は、世界的に著名な人権活動家。空軍士官学校を卒業後、ベトナム戦争を経て戦争は非道であると痛感し、カンボジア侵攻への兵役を拒否した。その後、内戦中の中米エルサルバドルでは医師として医療活動に従事している。
 その後は、ユニタリアン・ユニヴァーサリスト奉仕委員会の会長を務めるなど、NGO(非政府組織)の活動に取り組んできた。1997年には「人権のための医師団」の一員として「地雷禁止国際キャンペーン」の調印式にも参加している。
 会談では、人間はいかにして希望を生み出すかが話題に。いかなる状況にある人にも希望を与えるには、どうすればいいかとの博士の問い掛けに、SGI副会長は教育こそ希望の源泉であり、一人一人が最高の価値を創造していく挑戦こそ、SGIの運動であると語った。
 博士は「SGIが文化を超越して広がり、共感を得ているということは、そこに普遍的な何かがあるということです」と語り、SGI副会長は「私たちは生命の尊厳を重んじ、その重要性を訴えてきました」と応答。博士は「生命の尊厳は人権の基盤であり、『世界人権宣言』もここから始まります。宣言の精神とSGIの取り組みは深く響き合っています」と述べた。
 さらに博士は、紛争は差異へのこだわりによって起こるものであり、それを克服することが平和建設の方途であると言及。SGIの取り組みは、まさに人権センターが目指すものと共通していると語った。
   (聖教新聞 2013-10-04)