紙上座談会 無冠の友の無事故を祈念

2013年11月27日(水)更新:2
【世界広布新時代の旭日 座談会 3 全国で「支部ヒヤリハット配達員会」 無冠の友の無事故を祈念】
《“リーダー率先”が勝利の鉄則》
 原田 先日の「御書とともに」(11月13日付)で、池田先生は「兵者を打つ刻に弱兵を先んずれば強敵倍力を得る」(御書37ページ)との「守護国家論」の一節を拝し、「率先垂範の名指揮を」との指針を贈ってくださいました。
 橋元 「兵を討つ時、弱い兵を先に向かわせると、強い敵は、ますます力を得る」との意味の、この御文を通し、次のように指導されています。
 「日蓮大聖人は勝利の鉄則を教えてくださった。すなわち『リーダー率先』である。戸田先生は、常に最も大変なところへ、若い私を派遣され、突破口を開かせた。これが青年学会の誉れの伝統だ。とりわけ新任のリーダーは、『同志を必ず幸福に』『いかなる魔も打ち破る』『広布の新時代を創る』との一念を燃やし、率先の足跡を残していただきたい」と。
 竹岡 「広宣流布大誓堂」の建立と時を同じくして、各地で多くの新任リーダーが誕生した今だからこそ、命に刻むべき指導であると思います。
 原田 号令ではなく、まず、自ら動く。その率先垂範の姿があってこそ、人は続きます。団結といっても、一人の行動から生まれるのです。
 正木 重要な時にあたり、各地で誕生した新任リーダーをはじめ、百戦錬磨の強兵が、先陣を切って戦いに先駆することこそが、「勝利の要諦」です。
 原田 さあ、リーダー率先で、強盛に勝利を祈るとともに、「折伏・弘教」「聖教新聞の拡大」「人材育成」「友好拡大」「地域貢献」「10人の本当の友人づくり」に全力を尽くし、世界広宣流布の新時代を勝ち開いていこうではありませんか!

〈尊貴な「信心の歩」〉
 杉本 さて、現在、各地では、「支部ヒヤリハット配達員会」が開催されていますね。
 吉井 池田先生は、「随筆 我らの勝利の大道」で、「寒いなか、積雪や凍結で足元の悪いなか、聖教新聞の配達をしてくださる『無冠の友』の皆様方に、心より感謝を申し上げたい」と言われ、このように綴られていました。
 「一歩一歩、一軒一軒と、白い息を弾ませ、大地を踏みしめる足取りこそ、広布拡大を前進させる大いなる活力の源泉である。それは、御書に仰せのままの尊貴なる『信心の歩』(御書1440ページ)に他ならない。雪の多い北国はもちろん、全国の配達員さんの絶対の無事故とご健康を、私も妻も懸命に祈っている。『無冠の友』の皆様の功徳と勝利の体験を伺うことは、この上ない喜びである」
 橋元 さらに、御本仏・日蓮大聖人の仰せのままの民衆救済の大情熱が込められた聖教新聞を配る配達員の皆様方の福徳は、生々世々、燦然と輝きわたっていくことは間違いないとも言われています。
 竹岡 日の出の時刻が遅くなり、暗い時間帯の配達が増える時期にも入りました。強く深く皆様の無事故を祈っております。
 原田 どうか、悪天候の折などは、決して無理をせず、また焦らず、健康第一、無事故第一での使命の遂行を、よろしくお願いします。

《無事故を祈念》
〈“予測できる危険”〉
 正木 今回の配達員会では、交通安全DVDを皆で視聴し、交通安全のためのパンフレットが配布されることになっています。
 橋元 また、交通安全グッズである反射材セットと靴に装着するスベリ止めのいずれかも、全配達員さんに渡されることになっています。
 正木 すべてが配達中の無事故推進のために、役立つものとなります。たとえばDVDでは、「新任配達員 無事故のために」「思い込みは事故のもと 予期せぬ自転車の衝突」「ここが危ない! 高齢者の運転」「見えない危険に注意! 交差点での車の走行」「雪は決して侮れない 転倒防止のポイント」「1に用心、2に確認 寒冷地での工夫」の6項目が具体的に紹介されています。
 杉本 どれも分かりやすい内容で、各項目が、それぞれ10分程度になっていますので、地域に応じて、折に触れ、視聴していけるといいですね。
 吉井 パンフレットには、事故を未然に防ぐための「心の準備」の重要性が記されていましたね。
 杉本 毎日の活動範囲の中には、建物の陰、車の陰、物陰など、いつ人や車両が突然、飛び出してくるか分からない場所が随所にあります。
 こうした“予測できる危険”を日頃から想定していれば、万一の場合でも、事故を回避する確率が高くなります。
 吉井 常に、危険な箇所に目配りをし、何があっても対応できるよう、心の準備をしながら、配達をすることが安全のポイントになるのですね。
 竹岡 さらに、パンフレットでは、利用者が増えている「電動アシスト自転車」についても、運転の際の注意点や定期点検の重要性が書かれています。
 杉本 朝のストレッチの方法も載っていますので、実践していきたいですね。
 正木 日頃の配達の中でのヒヤリとした体験や、配達経路の中での危険な箇所などを語り合うことも、この配達員会の大切な趣旨になります。
 原田 毎日、聖教新聞を届けてくださる配達員の方々がいるからこそ、小説『新・人間革命』をはじめ、池田先生の励ましに触れ、世界広宣流布の伸展の様子を知ることができます。「無冠の友」の皆様に深く感謝するとともに、絶対無事故を日々、真剣に祈ってまいりたい。
   (聖教新聞 2013-11-25)