『妙法の大良薬を以て一切衆生の無明の大病を治せん事疑い無きなり』

「あなたの病気は重い。残念ですが非常に厳しい状況です。」医師からの衝撃的な宣告に接した時、どう反応するか
「もう駄目だ」と打ちひしがれた人の体は本当に急速に衰えてしまう。反対に「絶対に治す!」と決意した人は実際に回復する可能性が高い――これは「名誉会長アルバム 対話の十字路」で紹介された“米国の良心”カズンズ氏の主張だ
氏自身、50歳で膠原病、65歳で心筋梗塞に倒れた。が、いずれも医師の予測を覆して全快した。氏は言う。「生きようという強い意志がからだのなかの製薬工場を活発に働かせる」(上野圭一ほか訳『ヘッド・ファースト』)
人間の体には本来、病気と闘う力が備わっている。それを引き出す原動力こそ希望であり信念だ。これが医科大学院教授を務めた氏の結論だった。
仏法では「色心不二」と説く。心と体は一体。わが心に「希望の太陽」が輝いてこそ病魔の闇を打ち払うことができる。高度な医療や薬を生かすのも根本は人間の生命力なのだ
御書には「妙法の大良薬を以て一切衆生の無明の大病を治せん事疑い無きなり」(720ページ)と。
広布に生きる人生に絶望はない。強い祈りで我が胸中に赫々(かつかく)たる太陽を昇らせ、一切の苦難を勝ち越えていきたい。


(聖教新聞 2007-11-04 「名字の言」)



一念三千の生命界、宇宙ですから、関わる側も同じことがいえるのではないでしょうか。