御指導と決意

<6月6日更新>

【御指導】
■スペインの劇作家ロペ・デ・ベーガをご存じだろうか。16世紀から17世紀に活躍した、スペインを代表する文学者である。
彼は作品の中で登場人物に語らせている。
「恩を仇で返すなどというのは、人間のなし得る卑劣な行為の精髄だからな」
戦後間もない昭和二十年代、戸田先生が事業に失敗され、莫大な借金を抱え、絶体絶命の状況に追い込まれた時である。
今まで、先生にお世話になってきた人間が、まさに「恩を仇で返す」ごとく、先生を罵り、去っていったことを、私は忘れることはない。
なかには、先生を下に見て、「戸田君」と呼ぶ幹部も現れた。
“調子の良い時だけ先生の側にいて、口では師匠”と言いながら、実際は、自分のために利用していただけではないか”――私は、怒りで心が煮えたぎる思いであった。

『「聖教新聞2008-08-01 以下同』


■「信心」を破壊し、「師弟」を破壊するのは、「名聞名利」の心であり、「妬み」の命である。
戸田先生は、厳然と叫ばれた。「口ばかりで実行の伴わない、ずるい幹部は信用できない。金、権力、名声、遊びで堕落し、すぐに争い合う。だから絶対に気をつけろ。そんな奴は、たたき出せ」と。
厳しい御指導ではあるが、学会の将来のため、清浄な広布の組織を護るため、あえて紹介させていただいた。


〈決意〉
師匠と学会と同志を欺く、全ての裏切り行為を、私は絶対に許さない!!!!
私は先生の弟子である!『悪は多けれども一善にかつ事なし』だ!