『“何としても勝たせたい”との、弟子を思う師の慈愛』

〈6月25日更新・2〉

【御金言】
■教主釈尊の一切の外道に大悪人と罵詈せられさせ給い天台大師の南北・並びに得一に三寸の舌もつて五尺の身を断つと伝教大師の南京の諸人に「最澄未だ唐都を見ず」等といはれさせ給いし皆法華経のゆへなればはぢならず愚人にほめられたるは第一のはぢなり(P.237)

■一切の人はにくまばにくめ、釈迦仏・多宝仏・十方の諸仏・乃至梵王・帝釈・日月等にだにも・ふびんと・をもはれまいらせなば・なにかくるしかるべき、法華経にだにも・ほめられたてまつりなば・なにか・くるしかるべき。(P.1135)

【勧持品】
■濁劫悪世の中には多く諸の恐怖(くふ)有らん 悪鬼其の身に入りて我を罵詈毀辱せん 我等仏を敬信して当に忍辱の鎧を著(き)るべし 是の経を説かんが為の故に此の諸の難事を忍ばん 我身命を愛せず但無上道を惜しむ(法華経P.442)

《通解》
濁った時代の悪世の中には、多くの様々な恐怖があるでしょう。悪鬼が其の身に入った者が、私を罵り、謗り、はずかしめるでしょう。しかし、私たちは、仏を敬い信じて、必ず忍辱の鎧を身につけます。そして是の経を説くために、これら多くの困難を耐え忍びます。私は、我が身命に愛着しません。ただ仏法という無上道をこそ惜しむのです。

【名字の言 (聖教新聞 2010-06-25 以下同)】
日蓮大聖人は、法論に臨む門下に、『所領を惜み妻子を顧み又人を憑(たの)みて・あやぶむ事無かれ』(P.1451)と、「覚悟」を促された
権力者と結びついた念仏僧を論破すれば、領地を減らされたり、家族に危害を加えられたりするかもしれない。そのような難に恐れを抱けば、大事な法戦に敗れてしまう。“何としても勝たせたい”との、弟子を思う師の慈愛が胸に迫ってくる
『いざという時こそ、決然と、正義に生き抜く。(中略)その覚悟が、わが境涯を大きく開いていく』と池田名誉会長。難を恐れぬ“師子王の心”で、広宣流布の主戦場へ打って出たい。(糀)

寸鉄
■いくら嘘をついても真実はごまかせない――ロラン(作家)
偽相承バレた法盗人日顕