世界を制覇せんとする者は、汝自身の悲哀を制覇せよ

■男性は女性に、やましい心をもって法を説くな

■ありのままの自分で、「ああ本当に満足だ」「我が人生は大勝利だ」となるのが信心です。それが「安楽」です。人間は、だれでも幸福を求めている。本当の揺るぎない安楽を求めている。ある人は、それを「蔵の財」に求め、ある人は、地位とか健康とかの「身の財」に求める。しかし、本当の幸福は「心の財」にある。その実体は「信心」という大境涯です。
大聖人は「一切衆生・南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり」(P.1143)、「法華経を持ち奉るより外に遊楽はなし」(同)と仰せです。南無妙法蓮華経と唱える以外にないのだ、「苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて」(同)南無妙法蓮華経と唱えていきなさいと。
欲望を満足させて得られる安楽ではない。(中略)難を避け、苦しみを避けて、何か、こそこそと生きていくような弱々しい生命ではないのです。

(「法華経智慧」第三巻)

【御金言】
■臆病物をぼへず・欲深く・うたがい多き者(P.1191)

■猶猟師の細めに視て徐に行くが如く猫の鼠を伺うが如し、常に是の言を唱えん我羅漢を得たりと外には賢善を現し内には貪嫉を懐く(P.21)