女性は、観念でなく実感でつかもうとされている


●遠藤─すごいなと思ったのは、婦人部、女子部の皆さんの求道心です。学ぶ心、研鑽の意欲。本当に素晴らしいと思いました。
●名誉会長─その通りだ。壮年部も男子部も、とてもかなわない。純粋です。また粘り強い。特に女性は、観念でなく実感でつかもうとされている。
真剣に仏法を学び、語っていく功徳は、どれほど大きいか。その人は生々世々、舎利弗のような大学者の境涯になっていくにちがいない。(中略)
すべての民衆を救うために説かれた仏法です。女性と男性に差別はない。出家と在家の違い、人種、学歴、あるいは権力、経済力など、どんな社会的立場も関係ない。当然のことです。
仏法は、だれのために説かれたか──むしろ差別され、虐げられ、“最も苦しんだ”人々をこそ、“最も幸福に”輝かせていく。それが仏法の力であり、法華経智慧ではないだろうか。

(『法華経智慧 第一巻』池田大作)