だまされてはいけない

■偽善者は、あらゆる手段を使って、自分を高く立派に見せようとする。
(「法華経智慧」第三巻 池田大作)

【御指導】
■御書を拝読すると、日蓮大聖人は何度も何度も「たぼらかされるな」と仰せである。すなわち「だまされてはいけない」とのお言葉である。
「法華初心成仏抄」には『(世間から尊敬されている高僧が、実は法華経の敵であり)漁師が目を細めてシカを狙い、ネコが爪を隠してネズミを狙うように、在家信仰者の男女に本心を隠して甘い言葉を言い、偽り、だますであろうと、経文には説かれている。』(P.556)と。
また「光日房御書」には『敵を知らなければ敵にたぼらかされてしまう』(P.931)と仰せである。
法華経の敵は、人をだまし、退転させるために、様々な悪知恵を使い、うまいことを言って「たぼらかしていく」。だます人間は悪人である。だまされる方も、また愚かである。皆様は賢明に邪悪を見破っていただきたい。(1997-06-16)



12月4日更新