調子のよい、たくみな言葉にだまされてはいけない

【御指導】
■話す人の容姿や言葉の美しさは、その人の話の「真偽」とは別問題である。言っていることが現実に証明されて初めて、“信頼”できるわけである。人をおとしいれ、欺くために、理に合ったような、たくみな言葉を取りつくろう者もある。ゆえに、調子のよい、たくみな言葉にだまされてはいけない。その言葉に、確かな裏付けがあるか、明白な証拠があるかどうかを、きちんと見きわめていかねばならない。何でも鵜呑みにして“信頼”してしまう無邪気なお人よしであっては、「悪」の勢力につけ込むスキをあたえてしまう。(1990-06-08)


12月6日更新