大うそつき──これこそ「僣聖増上慢」のひとつの特徴

●「良観上人らが弘めている法は、日蓮からの論難を免れることができず、そのため、すでに悪法であることが明らかになってしまった。そのため彼らは、自分たちの邪義を隠そうとして、諸国の守護や地頭、雑人(鎌倉に置かれ、諸国の治安監察と訴訟の裁きをした役人)らを扇動して、『日蓮ならびに弟子たちは、阿弥陀仏を火に入れ、水に流したりする。あなた方の大怨敵である』と言いたてたのである。そして『首を切れ、所領から追い出せ』などと勧めたため、日蓮の身には傷をこうむり、弟子等を殺され傷つけられたことは数百人に及ぶ。これは、ひとえに良観、念阿弥陀仏、道阿弥陀仏などの“上人”の大妄語(大うそ)から出たことである。心ある人々は、(このことを知って)どれほど驚き、恐ろしく思うことであろう」(p.182)
日蓮大聖人は、七百年前に、悪侶による謀略の構図を明快に示してくださっている。みずからの悪が、だんだん明るみに出て、追いつめられた悪侶らは、そこから、なんとか目をそらそう、なんとか自分たちを守ろうと躍起になる。その結果、うそにうそを重ねて、世間を扇動していく。全部、みずからの「邪義を隠すため」なのである。
大うそつき──これこそ「僣聖増上慢」のひとつの特徴である。卑劣な悪侶の謀略に、大聖人の弟子たちの多くも命に及ぶ迫害を受けた。学会の受けた、いわれなき悪口・中傷の傷も数知れない。しかし、私どもは一歩も退かない。ますます前進の勢いを増すばかりである。 (御指導、1991-11-09)

8月1日更新:2