夜明けが来た

【名字の言】
20代で関節リウマチを患い、寝たきりとなった女性。心が荒(すさ)み、周囲への不満が募る。ある日、激励に訪れた女子部の部長が、枕元で歌った。ナポリ民謡「オ・ソレ・ミオ」(私の太陽よ)。それもイタリア語だった
面食らう彼女に部長は一言。「どんなにつらいことがあっても、生涯、嵐が続くことはないのよ」。涙があふれ、周囲に感謝する心が生まれた。その後、彼女は自力で立てるようになり、友のために祈り走る広宣流布のヒロインに成長していった (聖教新聞 2011-10-14、以下同)

【新・人間革命 福光三十六】
●室長は、『磐城(いわき)に行けなくなって申し訳ないね。行けなくても心は一緒だよ。私も戦います。みんなも大奮闘してください』との伝言をくださった。頑張ろうよ。
●「今日、山本室長は、飛行機で北海道から羽田を経由して、大阪に行かれました。
私は、羽田の空港に行って、乗り換えの際に、お会いしてきました。
室長に、『何かご伝言を!』と申し上げると、力強い声で、『夜明けが来た、と伝えてください』とおっしゃっていました」
炭鉱労働組合に続いて、国家権力という、さらに強大な力が、創価学会を狙い撃とうとしていたのだ。「行解(ぎょうげ)既に勤めぬれば三障四魔紛然として競い起る」(御書一0八七ページ)とは、天台大師の『摩訶止観』の文である。その法理は、いかに時代が変化しようが、決して、変わることはない。広宣流布を阻む障魔の嵐が、学会に襲いかかったのである。

【新・生き生き川柳】
“福光”の 二字に込めたる 師の想い

【きょうの発心】
法妙なるが故に人貴し・人貴きが故に所尊し(南条殿御返事、1578ページ)
〈通解〉法が妙であるがゆえに、その法を持(たも)った人は貴い。人が貴いがゆえに、その人がいる所も尊い
●私も“必ず師匠の正義を宣揚する”と立ち上がりました。その中で、先生の振る舞いは、この御文通りであると実感。師匠と共に戦えば、生命が触発され壁を破ることができる。本当の力を出せる。宿命を転換できる──この20年、全て師匠のおかげで、さまざまな困難を乗り越えることができました。ただただ感謝の思いです。

10月14日更新:4