わが友に贈る・寸鉄 他

【わが友に贈る】
大目標を定めよ 日々の課題を明確に。曖昧は空転の元だ!
栄光をつかむまで 弛(たゆ)まずに挑み抜け! (聖教新聞 2011-10-15、以下同)

寸鉄
名誉会長が監修「五大部」の現代語訳、「大白蓮華」で連載。共々に行学を錬磨

【名字の言】
「年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる」「人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる」──サムエル・ウルマンの「青春」の詩である (『「青春」という名の詩』産能大学出版部刊)

【東北 福光新聞 第5号】
「本物の人生は75歳から。私は師匠から教わりましたよ。『何歳? と聞かれたら、30歳を引いて答えるぐらいでもいい』って。それぐらいの気持ちでいろって。これが日蓮大聖人の仏法よ」

START LINE 若者たちの明日を開くヒント】
●歴史に名を残した人物は、必ずと言っていいほど、挫折や苦難という“壁”にぶつかっています。その中で、勝っても負けても「志」を貫いています。
未来に暮らす私たちから見れば、それは“壁”ではなく人生やその時代を開く“扉”だということがわかります。しかし、当の本人はそうとは知らず、必死で、もがいているでしょう。
私たちも同じことが言えるのではないでしょうか。
私も、数年前にがんに侵されました。一度は摘出したものの、転移が見つかった時は、目の前が真っ暗になり、笑顔もつくれませんでした。
その時、友人が声を掛けてくれたのです。
「笑顔じゃなくても、どんなに不機嫌でも、生きていてくれるだけでうれしい」
生きているだけで、誰かの希望や勇気になっているのかもしれないと思うと、うれしくて。不思議にも、次の検査でがん細胞が消え、今もおかげさまで元気です。
損得、幸・不幸、勝ち組・負け組など、世の中には二元論があふれています。しかし、それだけではない。つらくてもうれしい、悩んでいても楽しい、病気でも幸せ。そんな粋な生き方を、日本史が教えてくれたような気がします。
●「獄にあっては獄の中で、できることをする。獄を出たら、出てできることをする」との松陰の生き方は、逆境の中で現代を生きる私たちに、エールを送ってくれています。環境を嘆くのではなく、どんな時だって、自分のできることを精いっぱい行うのだと。
●雑用にも真剣勝負!
●夢や理想と現実を比較して焦るのではなく、“今ここ”に真剣勝負で挑むことが、さらに可能性を広げていくのです。

10月15日更新:4