平和な社会開く哲学を世界が希求

【南米ボリビア下院議会から池田SGI会長に国民功労賞】
〈平和な社会の構築へ、世界に人間主義の哲学を広げた功績を讃えたもの。授与式は1日(現地時間)、ボリビアSGIの女性平和会議の結成15周年を記念する「女性平和の集い」(首都ラパスのアルベルト・サアベドラ劇場)の席上で挙行され、国会議員ら多数の来賓が参加した。〉
●「池田博士の著作は子どもの頃からずっと学んでいます」そう言って、ベティ・テハダ議員は一冊の本を取り出した。
ボリビアSGIのササキ婦人部長が受け取ったのは、表紙の色あせた“トインビー対談”。
ほつれた製法の糸に気をつけて開くと、書き込みがびっしりと。
「学校から帰ると、父から『そこに座りなさい』と言われ、この本を勉強したんです。毎日欠かさずにです」
新聞に寄稿する際、SGI会長の言葉を引用することも多い。
「人間革命です。わが国に必要なのは人間の内面の改革です。自己の変革を訴え、平和に尽くしてきた池田博士を讃えるべきです」
ボリビアに広がるSGI会長の平和哲学。「国民功労賞」は、下院議会に設置されている委員会が、テハダ議員を含め満場一致で決議したものである。
顕彰状には「より平和で、発展する社会の構築のため、人間主義と正義の哲学をボリビア社会、そして世界に広める池田SGI会長に敬意を表して」と綴られている。
●同国の337市町村議会から構成される全国女性市議会議員協会のエルビラ・コルケ会長が、地域に信頼と希望を広げるSGIへの感謝を語った。
セノビア・グティエレス下院議員が、「より良い社会の建設へ、一人一人の人間革命が不可欠です。私たち女性議員も、池田博士の思想と哲学を基調に知恵を絞り、女性の連帯で平和の文化の構築に挑戦しています」と述べ、SGIの代表に顕彰状を手渡すと、拍手が会場に響き渡った。
式典後、マリリン・パルテス下院議員は晴れやかに語った。
池田博士は世界的な偉人です。世界の女性たちへ、力強い励ましのメッセージを送っています。受賞を祝福し、心からの感謝を申し上げます。私たちボリビアの女性も、博士の激励に自信をもち、連帯を広げて、この国の発展に尽くしていきます」
終了後、同劇場で展示「女性の世紀──世界の女性とボリビア女性への賛歌」が開幕。
来場者は、「本来、ボリビア市民がやるべきことをSGIがやってくれています。勉強になります」「素晴らしい展示です。女性をここまで讃えてくださる池田博士に感謝します」と口々に。
南半球のボリビアは春を迎えたばかり。ラパスに太陽の女性たちの笑顔が咲き薫った。(聖教新聞 2011-10-16)

【国際通信社IPSの年次会合 SGI会長によるコラム配信に反響】
世界130ヵ国以上に取材・報道のネットワークをもつ国際通信社IPS(インタープレスサービス)の年次会合が13、14の両日(現地時間)、北欧フィンランドの外務省で行われ、SGIの代表団が参加した。
13日には、「移住者とコミュニケーション」をテーマにした国際セミナーが開かれた。
学会本部の寺崎国際広報局長は、IPSのフェデリコ・マヨール理事長(元ユネスコ事務局長)、ロベルト・サビオ名誉会長らに、池田SGI会長からの真心の伝言を伝えた。
マヨール理事長は、「池田会長と友人として交流する事は、私にとって大変に光栄なことです。IPSとSGIが展開する核兵器廃絶への共同プロジェクトは非常に重要です」と力説。
サビオ名誉会長は、「世界的な危機の時代にあって、SGIのような平和団体は、ますます重要となってくるでしょう」と期待を寄せた。
14日の会合では、国連のガリ元事務総長や、ゴルバチョフソ連大統領、そしてSGI会長などの著名な指導者が、様々な社会問題への考察をIPSの「コラムニストサービス」で発信していることが報告された。
マリオ・ルベトキン事務総長は、「『声なき声』に耳を傾け、発信することを信念とするIPSにとって、重要なパートナーであるSGIとの対話は大変にありがたいことです」と語った。(同)

10月16日更新:2