池田SGI会長の活動は日本人の模範

【世界の論調 World Perspectives 松浦晃一郎 ユネスコ前事務局長】
──『国際人のすすめ』を書かれた問題意識に照らして、国際人としての池田SGI(創価学会インタナショナル)会長の活動を、どう評価されますか?
松浦氏─私が香港総領事を務めていた1988年1月27日、(SGI香港総会、第9回世界青年平和文化祭に出席のため来訪した)池田会長を啓徳国際空港で出迎えました。そのときが初めての出会いです。(香港滞在中は)ご一緒する機会が多く、ずいぶん長い時間、一対一でお話しさせていただき感激しました。池田会長は大変に包容力のある方で、23年前の初対面の時、私はまだ若かったのですが、気さくにお話しできました。
国際人としての池田会長の活躍は、(日本の)外から見ていて非常に立派です。これはお世辞抜きの感想です。会長はいろいろな方と対談されており、私が会長の書かれた書物を読んだのは、おそらく一部だと思いますが、特にトインビー博士はじめ世界の著名なインテリの方としっかりとした対談をし、それは実に中身が濃い。ああいう対談ができる日本の知識人は少ない。池田会長のような方が、日本人からもっと出てこなければならないと思います。

──外務審議官を退任した後の94年4月には、アメリ創価大学の環太平洋平和・文化研究センターのセミナーで基調講演を引き受けていただきました。
松浦氏─創価大学は国際的に知られていて、(ユネスコ事務局長としてパリに滞在していた頃)日本を訪問したという外国の知識人の中で、創価大学へ行って講演してきたという方にずいぶん出会いました。創価大学は国際的な知識人を積極的に招いて、講演会その他を行っている。さらには、名誉学位を授与したり、大変によいことですね。おそらく創立者の池田会長が提唱し、指導されているから、そうなっているのだと思います。 (聖教新聞 2011-10-23)

【池田名誉会長 桂冠詩人の世界】─10・24「国連デー」に寄せて 平和の心を一つに
人間は 平和に暮らす 権利がある!
善良な平和の人々を 戦火に巻き込み 地獄の苦しみを与える 国々の指導者は 極悪である。 永遠に許せぬ犯罪者だ。
一人の人間が 強くなることだ! 断じて権力を抑え 勝ってゆくことだ! それが 我々の権利である。
強大の力が 国家の力と 錯覚してはならない。 人間の魂の力が 人間の精神の力が 何よりも偉大である。 最極に強い 平和の心を作るべきだ。 これが 人類の教義であり 待望であり結論だ。
混沌として 右往左往することなく 未来に向かって 最極の力を発揮しながら 価値ある平和の統合の 足跡を残すべきだ。 正確に残すべきだ。 強き連帯の力をもって 作り上げるべきだ。
世界中の為政者が 世界中の歴史家が ありとあらゆる 狡猾な外交的戦術を 打ち破りながら 真剣に すべての限界を乗り越えて 世界国家の統一の方向に 決定的な 最後の総仕上げへの 軌道修正をすべきだ。
それぞれの人の 尊厳なる魂の奥底に 燃え上がる 幸福と平和への憧憬を 絶対に見逃してはならない。
営々として 永遠に求め抜いた 平和への世界市民の理念が もはや 成熟しているではないか。 世界市民の 平和と安定のための 国連ではなかったのか。
あの力強く 明確に宣言した 国連憲章を 世界的な規模で 思想と理念の宝とも言うべき 平和への伝統とすべきだ。
そのための行政的組織に 華やかさと安心を 添えながら 平和の戦士の精神を 大地の根 深く 力ある使命として 実現してもらいたい。
「国連デー」を記念して
「勇敢に開け!人間革命の世紀」より (同)

10月23日更新:2