新・人間革命

【新・人間革命 福光五十四】
山本伸一は、婦人たちに言った。
「微笑みは、強い心という肥沃な大地に、開く花といえます。皆さんの快活な笑顔があれば、ご家族は、そこから勇気を得て、どんな窮地に立たされたとしても、堂々と乗り越えていけます。女性のこの微笑力こそ、人びとに活力をもたらす源泉となります」
瞳を輝かせて頷く、“創価の母”たちの微笑がまばゆかった。
日蓮仏法の本義は、どこまでも御本尊根本に、広宣流布に生き抜くことであり、それを、命をかけて教えてくれたのが、牧口初代会長、戸田第二代会長であることを力説した。
「私は、入信して三十年を迎えますが、その間、多くの同志の姿を見てまいりました。
臆病な人、わがままな人、学会をうまく利用しようとした小才子(こざいし)、要領主義の人、名聞名利の人など、さまざまな人がおりました。そういう人たちは、結局、退転し、最後は行き詰まり、無残な姿を露呈しています。
しかし、牧口先生、戸田先生の指導通りに、一途に信心を貫き通した人は、途中、大変な苦労があっても、最後は、すべて乗り越え、見事に境涯革命しております」 (聖教新聞 2011-11-04)

11月4日更新:2