素晴らしい創価の伝統

2011年11月11日(金)更新:2
【名字の言】
23歳の青年が、広島から南太平洋に浮かぶトンガへと旅立った。「海外で働きたい」という夢の実現のためだったが、実のところ、「創価学会や信心に熱心な両親から遠ざかりたい」という理由も大きかった。
この2年間、青年海外協力隊で黙々と汗を流した。日本での経験を生かし、家電製品等の修理技術を教えた。そんな日々を共に過ごす同僚の中に、気になる青年がいた。自分とは違う。どこか輝いて見える
聞けば学会員だという。驚いた。「逃げたはずなのに」。語らいは弾んだ。池田名誉会長のこと、世界規模の平和運動など、創価の実像が、異国で聞くと実感として分かった。本年9月に帰国後、彼は自ら男子部の活動に加わる。「友の幸せのために」と弘教に挑戦。創価青年大会の出演にも全力を注ぐ
名誉会長は励ましている。「祈りは、必ず通じる。だれ人も、祈り抜いた人間には、かなわない。祈られた存在は、必ず祈る人の境涯に包まれ、善の方向へと向かうものだ」。先の青年の両親も、わが子の成長をひたすらに祈っていた。それは、確かに通じたのだ
各地で、青年の拡大が進む。成長のドラマが生まれている。その陰には、必ず祈りがあり、励ましがある。素晴らしい創価の伝統である。 (聖教新聞 2011-11-11)