幸福は心の扉を開いて創るもの

2011年11月13日(日)更新:4
〈11・12「女子部の日」〉
【池田名誉会長 桂冠詩人の世界】
今日も 私は 私の魂と共に 栄光の歌声を口ずさむ。
青春時代は短い。 人生は長い。 軽薄な青春時代では 一生涯の幸福の 磐石な岩盤はできないことを 知っている。
快楽を彷徨(さまよ)いながら 送る青春は やがて 煙になって 地平の果てに 消えゆくことを知っている。
不幸の魔は 絶えず 皆の傍(かたわ)らに動き回る。 不幸という破壊は 奥深い偽善の 口実を使いながら いつも周囲に 浮動しているのだ。
貴女よ! 豪華な衣装よりも 清楚な 幸福の金の衣装で飾れ!
貴女よ! 贅沢と虚栄の陰湿な心の人よりも 澄みきった 美しい 自分自身の心の宝を 最上の誇りとすべきだ。
幸福は 夢のようなものではない。 風が吹いて やって来るものでもない。 誰かが 与えてくれるものでもない。 確固たる 汝自身の魂の 強き輝きの中にある。 汝自身の 心の扉を開いて 幸福は創るものである。
青春時代に苦闘し あくまで人のために 悩み戦った人には 人生の最終章では あの不幸の 侘しい歌は 絶対にないのだ。
仰ぎ見るような 完璧な 栄光の存在の光を 皆に見せつけていけるのだ。 その人の勝利は 永遠である。 そこには 不滅の幸福の記念碑が築かれる。
何ものにも負けぬ 賢く 聡明な 着実なる生活の中に 努力と忍耐で築いた 生命の城は 崩せない。 虚栄と策と名声だけで 築いた城は 儚(はかな)い。
一度しかない青春! 一度しかない人生! 青春を正しく 生き抜いた人には 必ず 幸福という 未来と現実が待っている。
「幸福を築け! 広宣の大地で」より

1973年5月、フランス・ロワール河畔に立つシュノンソー城を訪れた池田名誉会長。代々の城主が女性であった白亜の城は、気品を漂わせてたたずんでいた。“すべての女性よ、汝自身の胸中に幸福の宮殿を打ち立ててくれたまえ!”──桂冠詩人はカメラを向けた。
51年、わずか74人で結成された女子部。戸田第2代会長は、「女子部は一人も残らず幸福に」と願った。その10年後の61年11月12日、横浜・三ツ沢の陸上競技場で行われた「第9回女子部総会」には、全国から代表8万5000人が集った。
恩師の心をわが心とした不二の弟子・名誉会長の指揮のもと、短期間での飛躍的な大発展。「信仰の目的は幸福になることにある」「次代を担う女性指導者に」「全員が教学部員になろう」と呼びかけた名誉会長は、後にこの日を「女子部の日」と定めた。
すべての女子部が幸福の青春を歩めるよう、今日も桂冠詩人の励ましは続く。 (聖教新聞 2011-11-13)