煩悩即菩堤

2011年11月14日(月)更新:2
【名字の言】
東京のある区で行われた壮年・男子部合同の集い。
「勤行をすると、これまでにない体験をしました」。7月に入会した壮年の発言に、会場の視線が集まった
「入会するまで、お経を唱えるのは内にこもるような暗いイメージがありました。でも勤行をすると、気持ちが前向きになり、生命の底から力が湧き、『さあ頑張るぞ』と毎日が新鮮に出発できるのです」。勤行・唱題の力と意義を実感したという
誰もが人生を進むための「心のエンジン」を持っている。“悩みの上り坂”に直面すると、大きなエンジンの人は悠々と上れるが、小さなエンジンの人は大変だ。この自分自身のエンジンに火をつけ、エンジンそのものも大きく強くしていくための仏道修行が勤行・唱題である。池田名誉会長は若き友に、そう分かりやすく語る
では、心のエンジンの燃料は何か。それは「悩み」である。目標の達成や課題の克服等のために勤行・唱題に励むことで、それは人生を前に進むための“ガソリン”に変わる。御書に「煩悩という薪を焼いて、菩堤(悟り)という智慧の火が現れる」(710ページ、通解)と
新入会の友が各地で陸続と生まれている。新しい友と共に、朗々たる勤行・唱題から一日をスタートしたい。 (聖教新聞 2011-11-13)