国立バターン半島大学が決定 SGI会長に名誉人文学博士号

2011年11月24日(木)更新:3
【平和を熱願するフィリピンの最高学府 国立バターン半島大学が決定 SGI会長に名誉人文学博士号】
フィリピン共和国の発展を担う「国立バターン半島大学」が、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉人文学博士号」を授与することを決定した。世界の調和と社会変革に向けた、SGI会長の平和建設、哲学、文学、教育における模範的な貢献を讃えたもの。このほど、デルフィン・マグパンタイ学長から決定通知書が届けられた。
●観光地として多くの人々が訪れるフィリピン・バターン半島はまた、第2次世界大戦における激戦地であり、今もなお傷痕が残る。
1942年4月、日本軍は炎天下のなか約7万人の捕虜に対してほとんど水も食事も与えず、半島南端から北方の収容所までの約100キロにわたる道を強制的に歩かせた。“死の行進”と呼ばれるこの蛮行による犠牲者は、2万人にのぼるとも言われる。
かつてSGI会長はこの“行進”の生存者で、同国キャピトル大学の創立者であるラウレアナ・ロサレス女史と2004年6月に語り合い、平和建設の闘争を誓い合っている。
今回の授与は大学理事会、学術評議会による厳正な審査に基づき決定したもの。
通知書は、SGI会長の一国の宿命をも転換する一人の人間の内なる革命という思想、そして人間のもつ社会変革への可能性に対する信念を讃えている。
「国立バターン半島大学は、青年のみならず、この地域の人々にとって今後もよりよい未来を築いていくために、啓発と模範の存在として池田博士を仰いでいきたい」
「戦争ほど、残酷なものはない」「平和ほど、尊きものはない」──戦火なき世界へ、たゆみなき行動を続けてきたSGI会長に対する名誉博士号の決定は、世界の知性による限りない期待と賞讃の証しといえよう。 (聖教新聞 2011-11-23)